笑顔という共通言語。
――きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家として本を書いたり、木の家ゲストハウスのマネージャーをしたり、「Dream Dream Dream」という番組でラジオパーソナリティーとして活動したりしています。
今回は「笑顔という共通言語。」というテーマで話していこうと思います。
🏨香港のゲストと語り合い
毎日投稿といいながら、日付を超えて投稿することが最近多くなってきているので少し心痛いのですが、ただ、それだけ1日を生き切っているってことだと割り切っています。
今日も今日とて日付を跨いでからの投稿になってしまいました。夜晩くまでお客さんと話していたからです。
僕は今、木の家ゲストハウスのマネージャーの仕事をしています。予約管理したり、チェックインの対応をしたり、清掃したり、経費を精算したり、その内容は多岐に渡ります。広く捉えれば、お客さんと話したり、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりして関わることも仕事のうちで、日によっては夜遅くまでゲストハウスにいることがあるんです。
先週の土曜日は、よく利用してくれる団体の人たちと3時半くらいまで呑み語り合っていました。その日は忙しくて朝から清掃したりチェックインの準備をしたりで体力が削られているにも関わらず、そういう時間にダイブしちゃうんですよね。
今日もそう。木の家ゲストハウス本館に滞在の香港の女性と日付が変わる頃までしゃべっていました。彼女の母国語は中国語、僕の母国語は日本語、共通言語である英語を使って、どうにかコミュニケーションを取っていました。
普段は使わない言語で自分の伝えたいことを伝えるって難しいんですよね。もちろん学校教育でずっと英語は習ってきたけれど、円滑にコミュニケーションができるほどしゃべれるかと問われれば、返答に窮してしまう自分がいます。そんな僕なので、必要あらば翻訳機能を使って、どうにかコミュニケーションを取っていたんです。
🏨アニメ談義、自著の紹介…
香港でも日本のアニメは有名のようで、新海誠の作品やジブリ映画は全部見ていると話していました。また、お気に入りのアニメは『犬夜叉』と『カードキャプターさくら』。僕ですら観たことのないそれらを、彼女は好きだといったのです。
やっぱり日本のアニメ文化ってすごいね、国境を超えるんだね。
また、話の流れから、僕の初書籍『Message』の話題に。もちろん彼女は日本語が読めないから、どうにか僕が伝えるしかないわけで、登場人物の関係図を紙に書いたり、翻訳アプリを用いて中国語に変換したりして、ストーリーラインを伝えにいきました。
まさか、自分の本を外国人に紹介するときがくるなんて夢想だにしていなかったけれど、そういうことが起き得る場所で、僕は今仕事しているんですよね。
さすがにおやすみする頃になったので、僕は最後に一緒に写真を撮らないかと誘いました。彼女は快諾してくれました。また、素敵な夜を過ごすことができたなと今こうして記事を書くことで振り返ることができています。
🏨笑顔という共通言語
一連の流れを受け思うことは、「英語が上手く話せなくてもコミュニケーションは取れるんだな」ってこと。僕の好きな楽曲のひとつに高橋優さんの「福笑い」という曲があるんですが、そのサビのではこんな歌詞があります。
もちろん英語を流暢に話せるに越したことはないけれど、実際にもっと英語を上手く話せたらもっといろんな話ができたんだろうなとやりきれなさを感じたけれど、それでもゲストとの関係を深めることができました。最後にふたりで笑顔で写真を撮れるくらいには。
言葉足らずだって思いは伝わるし、笑顔を見せている相手には心を開いてくれる。簡単で当たり前のように思えることだけれど、実は難しくて忘れてはいけない知見を握り直すことができた気がします。
英語は少しずつ勉強していきたい気持ちが芽生えたけれど、何よりも大事なのは心持ちであって、相手のことに興味を持とうとしたり、相手の伝えたいことをどうにか汲み取ろうとしたりする姿勢を忘れてはいけないなと再認識することができました。
これからもたくさんの人と語り合いたな。
笑顔という共通言語で。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20241015 横山黎