結果ひとつで、ひっくり返る。
――「結果を出す」とは、それまでの自分の過程に「絶対値を付ける」ということ。全ての過去を清算して、プラスに変えることができるのです。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「結果ひとつで、ひっくり返る」というテーマで話していこうと思います。
📚ドイツに勝利の大金星
少し遅くなりましたが、ワールドカップカタール大会、日本が大金星を挙げました。強豪ドイツに勝利したのです。僕もリアルタイムで観ていたんですが、めちゃくちゃ熱くなりました。興奮しました。
ワールドカップという世界的なイベントでは、多くの歴史的瞬間が訪れます。それを目撃したいがために、僕らはリアルタイムで観戦したくなるわけですよね。
ちなみに瞬間最高視聴率は40%を記録しただとか。
この1戦の結果で、世の中の評価はひっくり返りました。日本代表に対する評価も、監督に対する評価も。
確か、吉田麻也選手だったと思うんですが、彼の言葉が印象的でした。いつどこで聞いたか忘れましたが、紹介しておきます。
📚「結果を出す」という絶対値
どれだけ非難されても、どれだけ嘲笑されても、結果を出せば全てが変わります。その1つの事実だけで、全てがチャラになるのです。
まるで、それは数学用語の絶対値。
数字を挿む、2本の棒です。
プラスだろうと、マイナスだろうと、絶対値が付けば、全てプラスに変わります。マイナスの値が大きければ大きいほど、絶対値がついたときに大きな値に変わるのです。
「結果を出す」とは、それまでの自分の過程に「絶対値を付ける」ということ。全ての過去を清算して、プラスに変えることができるのです。
批判、嘲笑、失敗、かけた時間の大きさが大きければ大きいほど、ひっくり返したときの喜びは大きなものになります。自分だけでなく、周りの人をも幸せにできるほどのエネルギーを持っているのです。
📚圧倒的な結果を、ひとつ。
最近、僕といえば失敗続きです。
自分の本を相棒にして挑戦したビブリオバトル。大学では1番になれたけれど、県大会で負けてしまいました。全国で1番になるという僕の夢は叶えられませんでした。
ずっと準備してきた文学フリマもそう。ブースの世界観にこだわったけれど、それが購買意欲を高めるわけじゃないことを知りました。結局、期待通りの結果は出せませんでした。おかがで大赤字も大赤字。最近はぜえぜえ言っています。
でも、僕は信じています。
いつか出す結果で、今のマイナスがひっくり返ると。
僕自身、結果ひとつで、ひっくり返る経験をしたことがありました。高校2年のとき、僕の小説が北区内田康夫ミステリー文学賞の奨励賞を頂いて、世界が変わったんです。
見知らぬ人からエールを送ってもらえたし、叔母から銀座のレストランに招いてもらえたし、翌年には北区長と対談して、その様子が新聞に載ったこともありました。
何でもない僕の日常を変えたのは、「奨励賞を獲った」という事実。ひとつの結果でした。
それまで自分の活動に白い目を向けられたり、笑われるようなこともあったけど、それだけでひっくり返すことができたんです。周りの友達から「文豪」と呼ばれたし、先生たちからサインを求められたし、僕の周りの世界も少し変えることができたんです。
あの瞬間、プラスにひっくり返せた瞬間の喜びを知っているから、僕はこれからもひとつの結果を出せるように努めていきます。今あるマイナスを全部ひっくり返せるように、プラスに変えていけるように、頑張ります。
その予兆かは分かりませんが、最近は僕の手の届く範囲の外に、自分の作品を届けることができています。ビブリオバトルのご縁で、大学前の本屋さんや大学生協の書籍部に、商品として置かせてもらっています。
小さな結果ではあるけれど、きっと未来に繋がっているはず。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20221127 横山黎