【2024年度の目標&4月の振り返り】 むらたゆうき
はじめに
この記事は、カメラマン、映像クリエイターとして活動しているむらたゆうきさんの活動報告です。4月の活動を振り返りながら、2024年度の目標を語っていただきました。
概要
大学在学中からフリーのカメラマン、動画クリエイターとして活動しているむらたゆうきさん。昨年までは大変な時間が続き、経済的にも精神的にも負担の多い1年だったそうです。
しかし、現在は、商品PR動画の作成、ブライダル撮影、「クリエイターの予備校」の運営、デジタルコンテンツ「いい匂いのするおじさん(公式)」のプロデュースなど、幅広く活動されています。
誰もが自分らしく生きていける世界を目指して、それぞれのプロジェクトの拡大化を2024年度の目標に掲げました。
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――最近はどのような調子ですか? 以前、4月後半は落ち着いてくると伺っていましたが。
あんまり落ち着いてないですね。
――あれ?(笑)
落ち着いているはずだったんですけど、突然仕事が入って忙しくなってしまった感じです。明日も茨城県内の高校で動画の授業をさせていただくんです。4時間くらい。
――本当ですか!?
授業のスライドが未完だから、これからつくらないといけないんですよね(笑) 何かと忙しくて疲れぎみなんですが、たくさん寝るようにはしていて、どうにか頑張っています。
――そうなんですね。そんな多忙だった4月を振り返っていただきたいと思います。今日はよろしくお願いします。
カメラマン、動画クリエイターの
リアルなライスワーク。
――むらたさんはカメラマン、動画クリエイターとしてフリーランスで働いていますが、4月はどのようなスケジュールだったのでしょう?
最近だと、仲良くしているディレクターさんと一緒に展開している仕事があります。全国の大型ショッピングセンターにヘアオイルを販売していきたい事業者さんがいて、そのプロモーションの映像をつくることになったんです。僕はその統括ディレクターに入らせてもらうことになりました。
化粧品コーナーに小さな広告映像があるじゃないですか。そこに流れる映像を今制作しているところです。
あとは、ブライダル関連ですかね。
――結婚式場での撮影ということですね?
そうですね。個人的にブライダル関連の会社と契約していて、そこから結婚式当日の様子を撮影する仕事をいただいています。
あとは、僕の友達が、前撮りの動画や写真の撮影をする会社をやっていて、まだ研修中ではあるんですが、僕もそれをやらせてもらうことになりました。新郎新婦さんとロケでいろいろな場所を巡りながら前撮りをしています。
そんな風にして週末にライスワークとしての仕事をして、平日は「クリエイターの予備校」で自分の興味を持ったライフワークをやっている感じですね。
自分らしく生きていける。
そんな「クリエイター」を増やす為に。
――クリエイターの予備校とはどのようなプロジェクトなのですか?
「クリエイターの予備校」は地域からクリエイティブな人材を育てることを目的としています。「コミュニティ事業」「キャリヤ教育」「インフルエンサー創出事業」の3つの手段を使って、プロジェクトを進めているんです。
コミュニティ事業では、何かしたいけど一歩を踏み出すチャンスがない人たち、クリエイターになりたいけれど専門学校に行くほどその仕事が自分に合っているのか分からない人たちに向けてワークショップやイベントを開催して、クリエイターの世界に触れてもらいます。
キャリア教育では、中学校や高校に出向いて、動画のことやSNSの運用の仕方をワークショップを通して伝えること、地域の面白いクリエイターや経営者にキャリアにまつわる講演をしていただくことを想定しています。キャリア教育に関する活動は今はまだできていなくて、本格的に動くのはもう少し後になると思います。現在は講師の方たちと一緒にプログラムをつくっているところです。
インフルエンサー創出事業では、InstagramやTikTokを使って地域の魅力の発信やインフルエンサーの育成を展開していきます。今は特にここに力を入れています。
――今、インフルエンサーとして活動している人ではなく、インフルエンサーを目指している人たちとこれから一緒に頑張っていくというわけですね?
元々知名度があればそれでもいいし、そうではなくとも、ゼロベースでつくっていくのもありだと思っています。
最近すごく協力してくれる「かななな」という双子の姉妹がいるんですが、彼女たちのインフルエンサーとしての活動をサポートしています。彼女たちが地元のことを発信していきたいと意気込んでいるときに出会うことができて、クリエイターの予備校の方向性と重なる部分があったので、一緒にやっていくことになったんです。海外の展開も考えているんですが、まずは日本向けに知名度を上げていくつもりです。
最近はライブ配信carの事業を進めています。かなななちゃんをはじめ、インフルエンサーを育てていって、ライブ配信carで茨城県中をまわりながら、地域の魅力を発信していくことを展開していく活動を展開していくつもりです。
――ライブ配信carの事業はどのように展開していくのですか?
5月の初旬に動画を撮影して、SNSで投稿していけたらなと思っています。かなななちゃんの自己紹介動画や、彼女たちが水族館やコミュニティスペース、景色の綺麗なロケーションでわちゃわちゃしている動画を撮っていくつもりです。
発信する媒体は主にTikTokです。数年前からショート動画は目立ちやすいし、有名になりやすい媒体なので、それを選んでいくことは必然的でした。
――ライブ配信carという名前の通り、ライブ配信もやられると思うのですが、具体的にはどのように進めていくのでしょう?
たとえば、茨城県内で開催されるローカルなイベントに「クリエイターの予備校」として出店させてもらって、ライブ配信carの隣にテントを立てて配信を撮るようなイメージでいます。
野球のヒーローインタビューのように、パネルを背後にして「かななな」のふたりがしゃべったり、ゲストを呼んで紹介したり、ライブ性が魅力につながるような配信をしていけたらなと思っています。
あとは、ライブ配信carは動く広告塔になるわけだから、「『クリエイターの予備校』の車が走っていたよね」「最近あの車よく見るよね」と言われるようになりたいですね。
情報のハブにもなるし、インフルエンサーのハブにもなる。そして、これからクリエイターとして活動していきたい人たちのハブにもなる。そんな存在になるように、ライブ配信carの事業を進めていきます。
――これからも「クリエイターの予備校」のプロジェクトは進めていかれると思います。ライスワークではなくライフワークとして関わり続ける背景には、どのような思いがあるのでしょうか?
「クリエイターの予備校」がちゃんと動き出したのは年明けなんですが、ライブ配信car用の車をリースで貸してくれる会社さんが現れたり、「かななな」のふたりやサポートしてくれるフリーランスのカメラマンさんと出会えたり、3月、4月でいろいろ動き始めたんですよね。だから最近はすごく忙しいけれど、すごく充実しています。
アイデアの段階から実行に移すまでのスパンがすごく短くなっている感覚があります。その分、頭を動かさないといけないし、悩むことも増えていますが、目の前の景色が変わっていくことが楽しいんですよね。
「クリエイター」と聞くと、「クリエイティブなコンテンツをつくる人」というイメージがありますが、それに限らず、「新しい働き方を模索する人」や「仕事の仕方を見つける人」のことも指していると思っています。「自分らしく生きられる人」を「クリエイター」と解釈して、そのような人材を地域から増やしていきたいんです。
僕自身、在学中から新社会人なりたての時期は全然仕事で稼ぐことができなくて、家賃を払えないこともありました。1、2年前のことですけど、先の見通しが立たなくて不安になったり、たくさん働いているけれど全然稼げていなかったり。だから、僕のような若者が新卒でフリーランスとして活動していこうと思えたり、サラリーマンが脱サラして起業しようと思えたりするような世の中になってほしくて、「クリエイターの予備校」に向き合っているんです。
自分で旗を挙げたデジタルコンテンツ
「いい匂いのするおじさん(公式)」
――他に、4月を振り返ってみて印象的なことはありましたか?
……おじさんですかね。
――おじさん⁉
ほとんど趣味なんですけど、「いい匂いのするおじさん(公式)」(以下「おじさん」)というデジタルコンテンツのプロデュースをしているんです。
2月くらいからInstagramに投稿し始めたんですけど、マジで楽しいんです! ブライダルもクリエイターの予備校も全部楽しいんでですが、「おじさん」だけは段違いで楽しい。趣味だからこそなのかもしれないんですけど、本当に楽しいんです。
イラストレーターのさきさんと何もないところから話し合ってきて、インスタやLINEスタンプにまで幅が広がっていく様子に結構感動していて……。この前、「おじさん」のクリエイターたちで「おじさんラジオ」を撮ったんですけど、あのときうるっときちゃいましたもん。
――そうなんですね(笑)
これまで自分で旗を挙げて「やろうぜ」と周りを巻き込む経験がなかったから、自分が良いなと思ったものにみんなが優しい顔で協力してくれていると感じることが、本当に嬉しいんですよね。
「おじさん」は、忙しく仕事をしているなかでの癒しなんです。ちょっと作業の手を止めて、「おじさん」のことを考えている時間があるんですけど、すごく気分転換になるんですよね。おじさんなんだけれど、子どもというか、ペットというか、そういった存在に近い気がするんです。
――そんな「おじさん」は、5月以降どのような展開をしていくつもりなのでしょう?
TikTokやリールでショート動画を発信して、拡散していきたいですね。「『おじさん』って良いな」と思ってくれる人が増えて欲しいし、疲れている人の癒しになったら良いなと思います。
関わってくれているクリエイターたちが、「これやってるんですよ!」と堂々といえるような、名刺代わりになるようなコンテンツにまで成長させられたら、自分で旗を挙げた意味があったなと思えますね。
クリエイターたちに時間をかけてもらっているからこそ、「おじさん」にはなるべく遠いところにいってほしいなと思います。
どっちに転んでも良いと思えるほど、
今、思いっきり生きている。
――5月、そして、その先を見据えて、今年度はどのように活動していきますか? 最後に展望を聴かせてください。
去年、精神的に辛いときがあって、1日中引きこもってしまう日が週に2、3度あったんです。でも、最近は「クリエイターの予備校」や「おじさん」のように、自分が可能性を見出したものをやり始めることが多くて、そもそも自分がやりたくて始めたことだから、いろいろタスクを抱えて忙しくなっても、ずっとやれちゃうんですよね。楽しみながらできるってことが、今は幸せなんです。
これからどうなるか分からないけれど、どっちに転んでもやって良かったなと思えるほど、今、思いっきり生きている感覚があります。
どの仕事も、目が出るまで時間がかかるとは思っているんですが、悩みながら、楽しみながらやっていきたいです。協力してくれた人に「ありがとう」って言えるように頑張ります。
おわりに
むらたゆうきさんの4月の活動報告、2024年度の目標について執筆しました。写真や動画を軸に、幅広く活動されているむらたさん。最近は特にスピード感のある日々を過ごされているとのこと。華やかな青写真が現実のものになるのもそう遠くないと思いました。5月の活動報告を聴くのも楽しみです。
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