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若者の失敗なんて、大人は興味が無い。

――たとえ失敗したとしても記憶に残らないし、その先で成功をつかめたら万々歳。だから、若者がまわりの目を気にして、失敗することを恐れて動かないのは損!


人生は物語。
どうも横山黎です。

今回は「若者の失敗なんて、大人は興味が無い。」というテーマで話していこうと思います。

📚イベント動画を公開!

6月になりました。早いもので、2023年もあとひとつきで半分が終わろうとしています。圧あっという間に時間は過ぎていくから、何に、どこに時間を使うのか、常に考えながら行動しなきゃなとつくづく思います。

6月になったということは、「BOOK TALK LIVE “Message”」からひとつき経ったことになります。先月の5月2日、大学図書館のなかにあるライブラリーホールという場所で、ライブイベントを行ったんです。

ひとつのテーマのもと、本にまつわるエピソードを物語るブックトーク。学校の図書室や地域の図書館でよく開催される企画を、僕はひとつの会場を借りて、ライブイベントとして開催したというわけです。

テーマは「Message」、僕が去年出版した初書籍のタイトルでもあります。

成人の日を舞台にしたヒューマンミステリーなんですが、作り方も、届け方も、ベースになった経験も独自性があって、語るにふさわしいコンテンツになると思ったので、およそ1時間かけて物語りました。

結論からいえば、イベントは大成功。笑顔と涙と拍手に包まれて幕を下ろすことができたし、その日だけで『Message』を15冊届けることができました。

ちなみに、昨日、最後の13分を収めた動画を公開したので、ちょっと覗いてやってください。僕の人生を語る上で外せない経験、そして、それを受けて今僕が伝えたいことを語っています。

是非、僕からのメッセージを受け取ってください。


📚また物語にいく

すっかり味をしめちゃった僕は、ちょっと前に、再びライブイベントを開催することにしました。「BOOK TALK LIVE “Message”」の再公演です。

あれだけステキな1回目を経験しちゃったから、次やるときのハードルが上がっています。それはお客さんにとってのハードルというより、自分にとってのハードルです。やるからには、1回目よりもステキな空間、あるいは、1回目とは独立した面白さを追求したいなと思いました。

再公演の場所は、茨城JA会館のなかにある「クオリテLab」。よくイベントが開催されていますが、ライブラリーホールのように何人も入るわけではありません。管理者の萩谷さんからは定員は20人くらいかなと言われました。

で、クオリテLabはおしゃれできれいで、スライドを映せる壁もあって、ステキな空間なんですが、ライブイベントとはあんまり相性が良くない空間だなと思いました。さっき言ったように、ホールじゃないし、人も入らないし、舞台があるわけでもない。どちらかといえば談笑するのにふさわしい場所なんですよね。

したがって、初演のように1時間も語るのはあんまりよくないし、ライブならではの演出を施すことも難しそう。というより、下手に手を加えないほうがよさそう。

そうなると、話の長さも、中身も見つめ直す必要が出てきました。開催まであと2週間しかないんですが、どうやら進路変更しなければいけないようです。

ということで、最近はそのイベントをどう成功させるかぼんやり考えていました。そんななか、大きなヒントをくれたのは、クオリテLabの管理者の萩谷さんでした。

「大学生が本を出したこと」や「夢を追いかけて挑戦していること」にこそ価値があると言われたんです。


茨城JA会館クオリテLABの萩谷さん。
2ヶ月前に初めて会ったとき本を買ってくれた。


📚若者の失敗なんて……

冒頭に添付した動画を見てもらえば分かりますが、初演で話した物語は、僕の大学受験の失敗談から、失敗をどう捉え直すかという話題に落ち着いています。それはそれでいい流れだし、だからこそ感動の舞台をつくることができました。なかには、泣てくれる人もいましたしね。

ただ、今度のクオリテLabの公演は予測ではありますが、大人たちが多くなりそうです。萩谷さんが知り合いに声をかけているからでもありますが、経営者や会社員、いろんな大人が来そうです。

萩谷さんいわく、若者の失敗なんてまったく気にしていないとのこと。そりゃそうですよね。すっごい大きな挑戦をしている若者、特に大学生なんていません。大きな挑戦をしていないということは、大きな失敗もしていないということで、聴きたいと思うほどその失敗談に訴求力はないのです。

僕だって、ちょっとした努力と、ちょっとした運と、ちょっとした縁でどうにかなっている人ですから、僕が失敗を語ったところで興味を持って聴いてくれる人はあんまりいなさそうです。そもそも初演で話した失敗談は、失敗というより不注意だし、作家としての挑戦をする前の高校生のときのこと。

それよりも大人たち聴きたいのは、大学生が本を出して、作家として活動しているエピソードです。

萩谷さんの言葉に深く納得しちゃって、とりあえず「挑戦」をテーマに話を組み立てていこうと思います。やってやります。


話をまとめますが、若者の失敗なんて当人が気にするほど大人は興味がないんだから、とりあえず挑戦した方がいいよねという結論です。たとえ失敗したとしても記憶に残らないし、その先で成功をつかめたら万々歳。だから、若者がまわりの目を気にして、失敗することを恐れて動かないのは損! 

偉そうに語っていますが、僕にとっても耳の痛い話です。コロナ禍だった大学1年から2年、特に何もせずにだらだら生きていたので、あの頃からちゃんと動いていればよかったなと思いました。

だから、今、動いています。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

20230601 横山黎



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