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小説の共同制作ってどう思う?【混沌を泳ぐ】
【#23】20210723
人生は物語。
どうも横山黎です。
このチャンネルでは、本、音楽、ドラマ、映画など、あらゆるものを題材に思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで聞いていってください。
ということで、今回はオリエンタルラジオの中田敦彦さんの書いた自叙伝『混沌を泳ぐ』から考える「小説の共同制作ってどう思う?」というテーマで話していきます。
前回に引き続き、中田さんの自叙伝についてです。前回は「学ぶことは真似ること」というテーマで語りました。是非、そちらもチェックしてみてください。
☆混沌を泳ぐって?
『混沌を泳ぐ』という本は、オリラジの中田敦彦さんが駆け抜けたおよそ4年間を小説形式で綴られた自叙伝になっています。
RADIOFISHとして一世を風靡し、アパレルショップを展開し、オンラインサロンを始め、YouTube大学に命を削った勇姿と、その裏側にあった血の滲むような努力が詰まっています。
何かに挑戦している人にとっては、どのようにして成功を遂げたのか、そのノウハウを知ることができますし、勇気づけられる一冊となっています。
ノウハウとはいえ、本当に成功者の方法を真似たり、地道なことをとことんやり続けたり、そういった小さな積み重ねでした。
一発逆転の一手なんてなくって、いくつもの失敗の先にあるんだということを、この本から学べると思います。
☆小説の共同制作ってどう思う?
それでは本題に入ります。
「小説の共同制作ってどう思う?」です。
何でこんな話をするかというとですね、この『混沌を泳ぐ』という自叙伝が共同制作でつくられたものだからです。
先ほども述べた通り、中田さんは自身のオンラインサロンを持っています。今では5000人くらいのサロンメンバーが参加する大きな組織になっています。
で、そのサロンメンバーと共につくったのがこの『混沌を泳ぐ』なんですよ。
「中田敦彦のトーク」というYouTubeチャンネルで、中田さんご自身が口にしていたので、オンラインサロンの中でつくられたのは確かですが、具体的にどのようにして作られたか、詳しいところは分かりません。
このあたりは想像するしかありませんが、「こっちの言葉の方がよくないですか?」とか「ここ削ぎ落しちゃってもいいんじゃないですか?」とか、そんな風にして共同制作していったのではないかなと思います。
映画とか、舞台とか、漫画とかもそうですが、
多くの人が携わって、一つの作品を創り上げるというシステムはたくさんあるわけですよ。
それを、小説でもやってみせてくれました。
あっちゃんかっこいい!って感じですが、そこで僕は思ったんですよ。
僕もやってみたい。
昨日も触れましたが、中田さんの挑戦は誰かの真似から始まります。
RADIOFISHは三代目 J Soul Brothersのマネ。
オンラインサロンはキングコング西野亮廣さんのマネ。
一度真似をしてみてから、理想形を目指しているんですよ。
だったら、右も左も分からないけど、とりあえず真似から始めてみたい。
実験をしてみたい。
小説の共同制作、やってみたい。
☆共同制作のメリット
ということで、僕が思う共同制作のメリットについて3つ語りたいと思います。
1つ目は、執筆と推敲が同時にできるということです。
複数人でつくるとなると、役割分担が可能なので、執筆する人と、推敲する人とで分けることができると思います。
そうなると、従来だったら、書いたものを直したり編集したりして完成に近付けていたわけですが、共同制作だったらそこを同時にできちゃう。
2つ目は、視点が広がります。
複数人でやれば、その分だけ考え方や視点が生まれますから、作品を多角的に見つめることができます。
最後に、孤独じゃないということが挙げられます。
やっぱり、小説って基本一人じゃないですか。
それが手軽に始められるいい所でもあるんですが、書き詰まったときにすごい落ち込みますよね。
一度でも小説を書いたり、創作に関わった方なら分かると思います。
もう、消えたくなるんですよ。
そんなときに仲間の存在がいてくれるだけで、モチベーションを維持できるのではないでしょうか。
ということで、このたび「小説の共同制作」について何かご意見ある方は、コメントしていただけると幸いです。
「やってみたい!」とか「そんな上手くいかないと思うよ」とか、どんな意見でもいいので、いろんな人の意見を聞いてみたいなと思いました。
☆お知らせ
最後にお知らせします。
僕が書いた小説『さくら姫』についてです。
さくら村という小さな村に世界一大きな桜の樹がありました。
普通の桜とは違い、一年中咲いていますし、散った花びらは空へ消えていきます。
そんな不思議な桜の樹の下で少年と少女が出逢う物語です。
Noteで全文公開しておりますので、興味のある方は「横山黎の物語」で検索してみてください。
https://note.com/rei_masterpiece/n/nadc7bfac6fbb
このチャンネルでは朗読したものを公開しております。
7月18日の放送をチェックしてみてください。
ということで最後までお聞き下さり、ありがとうございました。
横山黎でした。