人生はタイミング。いつ、何をやるか。
たとえば神様がいるとしたら、ドラマや映画を観ている僕らと同じようにやきもきしているのかもしれない。運命の人とすれ違っているのかもしれない。振り向けばそこにあるチャンスを逃してしまっているのかもしれない。
【#140】20211117
人生は物語。
どうも横山黎です。
作家を目指す大学生が思ったこと、考えたことを物語っていきます。是非、最後まで読んでいってください。
今回は、「人生はタイミング。いつ、何をやるか」というテーマで話していこうと思います。
☆『弥生、三月―君を愛した30年―』を観た。
先日、アマゾンプライムで『三月、弥生―君を愛した30年―』という映画を観ました。いろんな年の3月を舞台に物語が進む構成に興味を惹かれて、かねてから観てみたいなあと思っていたんですね。しかし、劇場に足を運ぶかどうか迷っているうちに、時は流れ、やっとこの前観ることができたというわけです。
主演は波留さん、そして成田凌さん。
お2人は、高校生から40代まで幅広い年代を演じます。出会いと別れを繰り返しながら、運命によって導かれ、時の果てに再び巡り会い、惹かれ合うという物語です。
個人的に期待値が高かったので、少々違和感を覚える箇所がいくつかありました。作り手のご都合主義が目立ったり、過去と未来を行ったり来たりするので今はどの時代かが少しわかりにくかったり、あと、最後の合唱シーン。何となく結末は予想がつくと思うのでオチをいってしまうと、最後に二人は結ばれるんですが、思い出の桜の樹のそばで、思い出の曲「見上げてごらん夜の星を」を一緒に歌うんですよ。なんか、思わず笑っちゃったんですよね(笑)
まあ、でも、三月を舞台に物語が進む構成は面白かったし、ビデオテープのくだりは泣けたし(詳しくは本編をみて!)、「絆」とか「運命」とかやっぱり良いなあって再認識できました。
☆春というタイミング
三月って、不思議な季節ですよね。
もっといえば、春って不思議。
それを冬のはじまりの11月に語るっていうのも変な話ですが、ご容赦ください(笑)
出逢いや別れがたくさんあって、
温かいような寒いような不安定な季節。
新しいことが始まるような、
古いものが終わるような不明瞭な季節。
それが青春とか人生にも通じるような気がして、僕は春という季節が好きなんですよね。
たとえば何か大きなことを始めようと思ったとき、あるいは終えようと思ったとき、自分の意志だけではふんぎりがつかないから、何かしらのきっかけ、タイミングが欲しくなります。春という季節は何かを始める、何かを終えるにはうってつけの季節ではないでしょうか。
☆いつ、何をやるか。
この映画のなかで、成田凌さん演じる山田太郎が「人生はタイミング」という言葉を口にしていました。
たしかに、映画の中でもそれを感じさせるシーンは多くありました。
卒業の日、素直になれていれば、
もっと早くに結ばれたのに。
あと数秒はやく辿り着けていれば、
愛する人を離さずに済んだのに。
登場人物たちが意識している「タラレバ」だけではありません。神様の視点から見ている視聴者だけが気付く「タラレバ」もあります。
「今、振り向けよ!」とか「いや、そこは気付けよ!」とか、こっちがやきもきするようなシーンが少なくありませんでした。
他のドラマや映画でもそうですよね。視聴者だけが知り得る運命のすれ違いってあるじゃないですか。あれを観て、「そんな近くに愛する人とすれ違うなんて、現実では有り得ない」って思うじゃないですか。僕も思いますよ。
そんなに都合よく、チャンスとすれ違うものか!
僕も思います。
でも。
もしかしたら、現実でも起きているかもしれませんよね。確認ができないだけで、たとえば神様がいるとしたら、ドラマや映画を観ている僕らと同じようにやきもきしているのかもしれない。運命の人とすれ違っているのかもしれない。振り向けばそこにあるチャンスを逃してしまっているのかもしれない。
信じるか信じないかは人それぞれだけれど、意識するだけで何か変わるかもしれない。意識するだけで、すれ違って終わるだけだった運命の人と出逢えるかもしれないし、踏みつけて終わるだけだった夢への切符を拾うことができるかもしれない。
そんなことがたまに起こる奇跡のような世界で僕らは生きているわけですから、目の前の「今」をじっと見つめて、何をするべきか、何を始め、何を終え、いつ動き出すのか、常に意識しながら生きていきたい!
そんなことを思いました。
実は今、次、どんな挑戦を始めるか迷ってます。
こっちを始めようか、あっちを始めようか。
時代と自分と向き合って、結論を出せたら、noteでも共有していこうと思います。
☆お知らせ
最後にお知らせします。
僕が書いた小説『メッセージ』についてです。一言でいえばダイイングメッセージの話なんですが、以前から僕は、
「なんで死の間際に犯人の名前を書くんだろう?」
「もっと伝えるべきメッセージがあるよね?」
という疑問を持っていました。この作品はそんな疑問と真正面から向き合ったものです。僕がどんな答えを出したのか、興味を持たれた方は、下の記事からチェックしてみてください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
横山黎でした。