大学の学長に、自分の本を手売りしてきた。
――学生が本を出したことに加え、ビブリオバトルで大学チャンプになったことで注目してくれたのだと思います。そんなこんなで昨日は9冊売ることができました。ちなみにそこには大学の学長も含まれています。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「作品をちゃんと届ける」というテーマで話していこうと思います。
◆大学の学長に手売りしてきた
先日、僕はビブリオバトルの県大会に出場しました。大学で1番になったので、県大会に参加する権利を得たのです。惜しくも全国大会に出場することは叶いませんでしたが、失ったものばかりではなく、得たものも多くありました。
たとえば、今度僕は文学フリマ東京35に出品者として参加するんですが、バトラーの中にも出店する人がいて、仲良くなれたんです。なんなら向こうは以前からずっと参加している方でした。連絡先を交換したので、当日は彼女のブースに遊びにいこうと思います。
また、大学の職員のなかで僕の作品に興味を持ってくださった方がいらっしゃいました。実は昨日、その方々に小説『Message』を手売りすることができたんです。
学生が本を出したことに加え、ビブリオバトルで大学チャンプになったことで注目してくれたのだと思います。
そんなこんなで昨日は9冊売ることができました。
ちなみにそこには大学の学長も含まれています。
僕らは大学の図書館前でわーきゃーしていたんですが、そこをたまたま学長が通りかかったんです。で、みんな優しいから、「是非どうですか!?」と薦めてくれて、手売りすることができたんです。
学長も他の職員さんも優しすぎ(笑)
しかし、こういう場面に立ち会うと、自分のやってきたことは間違いじゃなかったんだなって思うんですよね。
僕が自分の本でビブリオバトルに挑戦すると決めたのも、作品の認知度を上げるためでした。本好きの人にはきっと届けることができるし、出版関係の人から声がかかるかもしれないと踏んでいたのです。
決勝大会に進むことはできなかったけど、作品を届けるという目的は果たせています。昨日は大学の職員の方々に手売りした後、大学の生協とTSUTAYAに行ってきました。
自分の本を置かせてもらうことになったからです。
◆小説『Message』が本屋に⁉
大学の生協の書籍部と、大学前のTSUTAYAに、僕の本が売りに出されることになったのです。すごい巡り合わせですよね。出版前から、いつか本屋に並んだらいいよねと夢見ていましたが、こんなにも早く実現するとは思いませんでした。
取次会社を通していないから委託販売という形にはなるんですが、期間限定で置かせてもらえることになったのです。
というのも、ビブリオバトルで紹介された本たちは1つのコーナーが組まれてそこに並ぶんですよね。毎年この時期になると見かける光景です。僕はこっそり、これを狙っていたのです。
たとえ結果が出なくても、ビブリオバトルで紹介さえすれば、ビブリオバトルで紹介された本のコーナーが組まれるので、小説『Message』が本屋に並ぶチャンスが巡ってくるかもしれないと考えていたのです。
案の定、お声をかけてもらえて、本当に本屋に並ぶことになりました。
とりあえず、生協にもTSUTAYAにも5冊ずつお預けしました。店頭に並んだら、また伺って、宣伝しようと思います。自分の本が本屋の棚に並んだ姿を、共有しようと思います。
生協も、TSUTAYAも、これからお世話になる場所ですので、ちゃんと宣伝して少しでもお力になれるように努めます!
◆自分の作品をちゃんと届ける
今日までで、87冊手売りすることができました。
小中高の旧友たち、大学の友達、お世話になった先生……時には初対面の人に手売りすることもありました。1冊1冊、この足と、この手を使って、作品を届けています。
ちなみにですが、Amazonで売れた冊数は18冊です。そのうち、僕自身が家族に贈るために購入した分も含まれているので、本当にごく僅かしか売れていません。まだ無名の作家の本なんてそんなもんです。
ちゃんと届け方を探っていかなければいけません。
その1つが手売りであり、ビブリオバトルであり、文学フリマなのです。
文学フリマまで10日を切りました。1人でも多くの人に届けられるように、頑張ります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
20221110 横山黎