どうやらイベントに47人集客できたらしい。
――まだ何者でもない大学生が47人のお客さんを前に、1時間のトークイベントを完遂させたという事実は、僕にとって大切な経験になりましたし、大学卒業を前に、良い思い出をつくることができたなと思いました。
人生は物語。
どうも横山黎です。
大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。
今回は「どうやらイベントに47人集客できたらしい。」というテーマで話していこうと思います。
📚47人を集客したイベント
先日、僕は「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」というイベントを開催しました。卒業研究のテーマに「桃太郎」を掲げた僕が、その秘密や歴史について1時間かけて物語りにいったんです。
学生最後に開催するイベントということで、できる限り盛り上げていこうという気持ちがあり、たくさんの「仲間」を巻き込んでひとつの舞台をつくりにいきました。
制作側として関わってくれた人の数は30を超えていて、当日の運営スタッフに限らず、このnoteの世界の住人からもプチスポンサーとして支援&応援していただきました。
お客さんとしてイベントに参加してくれた人は、手元の集計で47人と分かりました。少なくとも4名の方が諸事情でキャンセルの声があったので、たらればにはなりますが、もし全員無事に参加することが叶っていたら、目標の集客50人を突破していたということになります。あとちょっと手を伸ばしたら届きそうだったからこそ、悔しさが滲みます。
ただ、まだ何者でもない大学生が47人のお客さんを前に、1時間のトークイベントを完遂させたという事実は、僕にとって大切な経験になりましたし、大学卒業を前に、良い思い出をつくることができたなと思いました。
📚当日まで30人くらいだった
正直な話、目標を50人と設定してそのためにせっせと集客していたんですが、当日の朝の集客状況は30~35人だったんです。つまり、当日参加の方が10人以上いたのです。
実は、当日にとっておきの仕掛けをつくっていまして、それが奏功して、10人以上の当日参加の人たちを集められたのです。
というのも、僕のイベントが開催される1時間くらい前まで、今回スポンサーになっていただいた木の家ゲストハウスで別のイベントがあったんです。オープンから1周年が経ったことを記念にして、パーティーが開かれていたのです。
いろんな偶然が重なって、上手い具合に時間が被らずに設定することができたので、木の家ゲストハウス1周年パーティーから「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」への導線をつくることができました。
当日僕は準備があったので、パーティーの方には冒頭にさらっと顔を出すだけで終わってしまったのですが、パーティーに参加していた僕のイベントの運営スタッフたちが宣伝してくれたみたいで、なんだかんだ10人以上お客さんを連れ込むことに成功したというわけです。
もちろん少なくとも何人かは連れ込めるだろうなあと期待していたけれど、それを超える数の人たちが来場してくれたので、当日まで集客を粘る根気って大事だなと再認識した次第です。
📚宣伝の仕方をみつめ直す
もちろんイベントの種類や規模、認知度によって変わりますが、今回のイベントを通して得た宣伝や集客にまつわる知見について、最後に書いていこうと思います。
「チラシを置く」「ポスターを貼る」「SNSで告知をする」はもちろん宣伝手段ではあるけれど、それがイコール集客装置というわけではないことに気付かされます。いや、知ってはいたけれど、やっぱりそうだよねと実感したといった方が正しいかもしれません。
今回のイベントの宣伝としましては、大学公式HPへの掲載、大学図書館、大学生協書籍部、ブックエース、洋風居酒屋トチロー、Co-livingはちとごへのポスターやチラシの配置、日々のnoteやInstagramでのテキストや動画の掲載などが挙げられます。あとは、僕が読書会に参加してチラシを配ったり、友達にDMしたり……といったところです。
このなかで宣伝効果が出たものもあればそうじゃないものもあって、もちろんいろいろなものが重なり合って「イベントに行こう」という気持ちを生み出したのかもしれないけれど、次に活かすためにも、より宣伝効果の高い手段を講じることに重きを置いた方が良いわけで、ちゃんとみつめていこうと考えるわけです。
正直な話、「BOOK TALK LIVE “桃太郎”」のような僕に依存するイベントは、やっぱり僕に対する信頼がないと参加しようと思えないことが確かなようで、そもそも僕の友達なら「あいつがやるから面白そうだし行こう」となるし、直接DMを送ることで参加意欲を掻き立てることにつながるんですよね。
また、さっきも触れたように、当日の粘りって結構大事で、木の家ゲストハウス1周年パーティーで宣伝したら10人以上ごそっと連れ込めたという事実を踏まえても、イベントを間近に控えたタイミングで働きかけることも効果的だと考えます。
ちなみに、ブックエース(本屋さん)に貼らせてもらったポスターを見て、僕がどんな人なのかを知りたくて参加してくださったお客さんもいらっしゃったんですね。閉演10分前くらいに飛び込んできましたが(笑)
それに、僕のnoteの記事を読んで、僕のイベントのために遠路遥々来てくださった方もなかにはいました。なかなかないですよね。県境を越えてまで個人の開催するイベントに参加しようと思ってくれるなんて。
したがって、ポスターを置いたり、SNSで毎日のように宣伝することが無意味だとは思っていないけれど、大きな効果はあまり望めないので、ちゃんと顔を合わせて、自分を知ってもらって、イベントに対する信頼を高めることが、いちばん効果のある宣伝方法なのかなと思いました。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
20240309 横山黎
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