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「本」の祭りが始まる。

――この土日、僕はふたつの本のイベントを抱えています。「あおぞら一箱古本市」と「全国大学ビブリオバトル茨城決選大会」です。


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「本の祭りが始まる」というテーマで話していこうと思います。





📚雑貨屋「PUNTO」に行ってきた!

昨日のことです。僕は自分のアパートから歩いて15分くらいのところにある雑貨屋さん「PUNTO」に行ってきました。店の前を通ったことは何度もあるし、知り合いから噂を聞いて行ってみたいなあと思ったことは何度もありました。ただ、なぜか今まで訪ねることができずにいたんです。特別理由はありません。

ただ、最近本の発信をしたり本のイベントに参加したり本屋さんを巡ったりしていたことも影響してか、昨日、PUNTOに行こうと思い至ったのです。PUNTOには本も置かれているのです。



昼下がりの時分、初めての入店を果たしました。店内にはガラス細工や衣服、ハンドメイドの小物、本といった具合にあらゆる創作物が並んでいました。雑貨屋さんですから当然ではありますが、雑多な雰囲気のなかにも芯のあるような空気感に、僕はどっぷりと浸かりました。

心の落ち着く香りが漂っていましたし、すぐに居心地の良さを感じることができました。



しばらくしてから、オーナーの女性の方に話しかけられまして、そこから歓談する時間が始まりました。すごい丁寧に話を聴いてくれるし、店のこと、置いてある商品のことを話してくれました。はすの葉のお茶の試飲もさせてもらいました。

なかでも興味深かったのが、「hibi」という会社の話。元々マッチをつくっている会社だったんですが、電気が普及して火を点けるのにマッチを使わなくなった今、マッチの需要があるとはお世辞にもいえません。しかし、どうにかマッチの良さを活かした商品をつくりたいという思いから、「お香スティック」というものを開発しました。これは、マッチの持ち手となる木の部分がお香になっており、マッチを擦るように火をつけることで香りが立つというものなんです。僕が店内を廻っているときに香っていたのは、「hibi」だったのです。

結婚式の引き出物に選ばれることもあるそうで、ギフトとしての価値がめちゃくちゃ高い。機会があれば僕も「hibi」を誰かへのプレゼントにしようかなとぼんやり思いました。


なんだかんだ1時間くらい滞在させてもらって、ちゃっかり自分の本も置かせてもらうことになりました。なんてステキな空間とサービスなのだろう。今月中にまた来ようと思いました。

今月中にまた来たい理由にはもうひとつあって、実はこの11月、PUNTOではブックフェアを開催するそうなんです。本の並びを中心に店内をレイアウトし、新刊もそろえるとのこと。昨日僕が行ったときも本がたくさんあったんですが、もう少し準備があるみたいです。

本の祭りが、PUNTOで静かに始まります。

偶然にも、僕にとっての本の祭りも始まっていきます。

この土日、僕はふたつの本のイベントを抱えています。「あおぞら一箱古本市」「全国大学ビブリオバトル茨城決選大会」です。


「PUNTO」に『Message』を置かせてもらった。


📚古本市とビブリオバトル

茨城県水戸駅の近くに千波湖という湖があります。春には桜が咲き乱れ、夏には花火が打ち上がります。畔をランニングする人の姿は日常的に見られる、そんな場所です。

実は明日、その千波湖のふれあい広場という場所で、「あおぞら一箱古本市」というイベントが開催されるんです。本のフリーマーケットですね。僕の持っている古本に加え、僕の書籍もちゃっかり売っちゃおうかなと考えています。

このイベントに参加したのは単純に本のイベントに参加したかったからでもありますが、その他に別の目的があります。

ビブリオバトル茨城決選大会の告知をすることです。



ビブリオバトルとは自分のお気に入りの本を5分間で紹介する書評合戦のこと。聞き手に「読みたい!」と思わせた人が勝つプレゼン大会です。僕は本を読むのも好きだし、本を書くのも好きだし、本を紹介するのも好きな人でして、高校時代からビブリオバトルの公式戦に参加してきました。

今年も「全国大学ビブリオバトル2023」に参加しており、先日開催された予選となる大学大会では優勝することができました。次のステージとなる地区大会が、実は今度の日曜日、つまり、古本市の翌日に開催されるのです。

古本市には本好きの人が集まるでしょうし、ちゃんと案内すればビブリオバトルに参加してくれる人はいるはずです。古本市の翌日というスケジュールですから、都合がつかない方も多いかもしれませんが、それでも僕はちゃんと案内していきます。

ひとりでも、ふたりでもいいから、翌日のビブリオバトルに来てほしい。本の祭りを盛り上げたい。そんな思いがあるからです。



📚本の祭りが始まる

夏祭りでもなければ、文化祭でもありません。本の祭りは決して派手ではなく、静かで、おとなしいものです。ただ、古本市もビブリオバトルも、新しい本と出逢えるきっかけの場所ですし、本好きの人が集まって交流が生まれる場所、普段ではできない経験ができる場所です。

僕はそういった経験も、読書体験のひとつだと思っています。本の集まる会に参加する。本の紹介を聴く。心が動いたら手にしてみる。読みたくなったから本を買う。

本の祭りも、ちゃんとしたエンターテインメントなんですよね。

だからこそ、僕は前日から、というか最近はずっとわくわくしているし、もっと盛り上げるためにはどうすればいいのかを考え続けています。現地のお近くに住まわれている方に向けた告知にはなりますが、是非、本の祭りに立ち寄ってみてください。

ただ、ビブリオバトル茨城決選大会は、YouTubeで配信があり、オンラインでの参加も可能です。現地にはいけないけれど時間はあるから参加できるという方は、是非、遊びにきてください。

本の祭りで、待っています。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

20231102 横山黎



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