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【鬱屈飯】#6 蕎麦

うっくつ-めし【鬱屈飯】
意味: 素晴らしいご飯が精神状態により憂鬱になってしまった飯。「鬱屈飯を食べる」「鬱屈飯になる」

食とは見た目、匂い、音、触感、そして味と五感全てで楽しむ素晴らしい文化であるがガラスハートの著者はメンタル状態によってはその五感が全て0になる。そんな日々の鬱屈としてしまった飯の紹介をするメランコリー食ブログ



年末に向けて売れ行きのあがっていくであろうお蕎麦

無性に食べたくなるときってありますよね

寒い季節なのでカレー蕎麦にでもしようかなと思い、昼下がりにスーパーに行きました。

いつも深夜に行くスーパーなのですが

昼前に行くのはなかなかなく

土曜日ということもありますが活気あふれています。

そんな中、心に決めていた、カレーうどん・そばの素をかごにいれます。

ストレートタイプで、そのまま温めるだけで出来上がります。

(男の料理はどんだけ楽できるかだからなぁ)

そんなことを考えながら、蕎麦を選んでいると

いつもは乾麺タイプを買うのですが、本日は少々値がはりますが

生麺タイプを購入してみることにしました。

(まぁ味の違いなんてわかんないけど…)


そのまま、お惣菜コーナーの前に行くと

(!!!…なんだこの天ぷらの量は!?)

お昼前の惣菜コーナーということで、たくさんの天ぷら、揚げ物がならんでいました。


(いか天とかき揚げは外せないだろ!!!!)


おばさんのむらがる間をかき分け、いか天とかき揚げをパックにいれます。

(このために普段筋トレしてんだ!!!!!)


そのまま、レジに並びました。

(少し買いすぎたかな…)

多少買いだめになるだろうと思いながらそのまま帰路につきました。


蕎麦を茹でている間に、天ぷらをオーブンで温めます。


生そばを茹でたことがない僕でしたが、ここは男の料理…

(男は!作り方なんて見ないんだ!!!)


まあ乾麺と同じ作り方だろうとたかをくくっていました。


水が沸騰し、そこに一気に生麺を投入。

溢れ出す熱湯

慌てる僕

半分黒焦げの天ぷら


何がだめだったのかも、作り方の書いてある袋を捨ててしまったのでわかりません。


そのまま一旦流しでザルに開け

一気に冷やします。


グニャグニャの蕎麦…

一本食べてみますが、外はくちゃくちゃで中は生…


(また…ただの栄養を摂取することになってしまった…)


そんなことを思いながら、

天ぷらを皿に移し替え、蕎麦つゆを探しますが、蕎麦つゆが完全に切れてました…

(スーパーにまた行くのは面倒だ…こうなったら…)


僕は塩を蕎麦にふりかけました。


そのまま、天ぷらと蕎麦を無心のままかっこみ


(これぞ…男の鬱屈飯だな…)


そんなことを考えながら、スーパーの空き袋にゴミを捨てようとしたところ


完全に頭の片隅からも消えていたカレーうどん・そばの素がでてきました。


(!!!…これを…買っていたんだ…)


ありとあらゆるハプニングにより、完全にカレー蕎麦のことは忘れてしまい

塩で無理無理食べてしまった自分に呆れ返りながら

腹の中に入った、ただの肥の素に後悔する僕


(追い鬱屈飯とでも呼ぶかな…)


みなさんもこれからの年越しの際には充分に注意して

蕎麦をつくってくださいね。



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