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恋のONスイッチ❤️おてんば3人娘と秘密の恋
おてんば3人娘と秘密の恋
「るな!大変!大変!」
朝のホームルームが始まる直前、親友のれいかが息を切らせて駆け込んできた。
「どうしたの、れいか?そんなに慌てて」
「あのね、今日、隣の街からイケメン、佐藤くんが転校してくるらしいの!」
「ええっ!マジで!?」
私の名前は星川るな。中学2年生。自慢の友達は、情報通のれいかと、運動神経抜群のあみり。私たち3人は、地元じゃちょっとした有名なおてんば娘。
「それでね、佐藤くん、るなのことがタイプだって噂が…」
「ちょっと、れいか!まだ噂でしょ?」
顔を赤らめる私に、れいかはニヤニヤしながら続ける。
「でも、るなならイケるって!なにしろ、可愛くて、運動神経も良くて、おまけにちょっとおてんば。佐藤くん好みでしょ?」
「もー、れいかのからかい!」
そこへ、あみりが元気よく教室に入ってきた。
「おはよー!って、何の話してるの?もしかして、恋バナ?」
「そうそう!今日、転校してくる佐藤くんが、るなのことがタイプらしいって噂!」
「ええっ!るな、ついにモテ期到来!?こりゃ、応援しなきゃ!」
あみりまで加わって、話はどんどん盛り上がっていく。そんな時、担任の先生が入ってきた。
「席に着いてー。今日から新しい仲間が加わります。佐藤くん、どうぞ」
教室のドアが開き、噂の佐藤くんが入ってきた。スラリとした長身に、涼しげな目元。確かに、かなりのイケメンだ。
「佐藤翔です。よろしくお願いします」
佐藤くんは、そう言って軽く頭を下げた。その時、ふと目が合った気がした。気のせいかな?
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「佐藤くんは、るなの隣の席ね」
ええっ!先生、まさかの神采配!?私の心臓は、ドキドキを通り越して、もう爆発寸前。
こうして、私たち3人娘と佐藤くんの、ドタバタでドキドキの中学生活が始まった。
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