帰ってきたウルトラマン第38話「ウルトラの星光る時」兄妹を失い兄弟が救援!
聖夜を迎えたこの日。
こんにちは。ナックル星人です。
わたしはあの時、こう言いました。
「(坂田兄妹を失った)郷の心は、嵐の海のように荒れ狂っている。今なら勝てる。ブラック・キングを出せ!!」
しかし、この前後編を観た子供たちは、別のことを考えていたそうです。
「クリスマス・イヴの夜に、郷の心は、嵐のように揺れ動いている。庶民階級の美少女、坂田アキを悼むのか、ブルジョワ階級、巨乳JD美少女の、村野ルミ子に鞍替えするのか?」
ラストシーンで、ニヤケたツラした郷の表情で分かるよねぇ~
などというブラックな発想は置いておきまして。まじめに語りましょう。
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帰ってきたウルトラマン事実上の最終回「ウルトラの星光る時」
※帰ってきたウルトラマンの円谷プロ公式名称は、ウルトラマン・ジャックですが、この名前は1980年代以降の後付けであり、作品中にそのような名前で呼ばれていたことは一度もないため、単にウルトラマン、初代ウルトラマンという表記で統一します。
「ウルトラの星光る時」というタイトルは、1971年に放送された『帰ってきたウルトラマン』の第38話のタイトルです。この話は、ウルトラマンがナックル星人と、その用心棒怪獣ブラックキングに敗れて処刑されそうになるという衝撃的な展開があります。
しかし、初代ウルトラマンとウルトラセブンが救援に現れ、ウルトラの星作戦という奇跡的な方法でウルトラマンを復活させます。この話は、1971年のクリスマス・イブに放送されたこともあり、エモーショナルな感動を視聴者に与えました。
なお、ウルトラの星光る時の小説版は、『ウルトラマン・ノベルズ』シリーズの一冊として、2005年に角川スニーカー文庫から出版されました。著者は上原正三で、テレビ版の脚本も担当しています。
この小説版では、テレビ版にはなかったウルトラマンの心情やナックル星人の目的などが詳しく描かれています。また、初代ウルトラマンとウルトラセブンの変身者であるハヤタとダンの活躍も追加されています。
特撮ドラマ史上最も物議を醸しだした帰りマン37話と38話
「ウルトラの星光る時」は、ウルトラマンシリーズの中でも名作として高く評価されており、多くのファンやクリエイターに影響を与えた作品です。ウルトラマンの先輩たちが助けに来るという感動的なシーンや、ウルトラマンが十字架に磔にされるという衝撃的なシーンなどが印象的です。また、ウルトラマンの死と復活を描いたことで、ウルトラマンのキャラクターに深みを与えたとも言えます。ウルトラの星光る時は、ウルトラマンの歴史に残る名エピソードとして、今でも多くの人に愛されています。
それでは、その前編である「ウルトラマン夕陽に死す」を要約動画でおさらいしていきましょう。
以下は、
帰ってきたウルトラ38番目の弟 ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログ様の記事をご覧ください。
「ウルトラの星光る時 ー暗殺宇宙星人ナックル登場ー」
『帰ってきたウルトラマン』制作第38話
1971年12月24日放送(第38話)
脚本 上原正三
監督 冨田義治
特殊技術 大木淳
◆暗殺宇宙人ナックル星人
身長 2m~43m
体重 250kg~2万t
ウルトラマンを倒してナックル星に連れ去った。
宇宙船団で宇宙ステーションV1を破壊し、催眠でMATを支配下に置くが、初代ウルトラマンとウルトラセブンの登場で形勢が逆転し、宇宙船団を全滅させられて自身もウルトラマンのウルトラ投げで倒される。最後のあがきでサターンZを仕掛けるが、それも郷に解除された。
眼から怪光線を撃つ。
◆用心棒怪獣ブラックキング
身長 65m
体重 6万t
ウルトラマンのスペシウム光線もブレスレットも通用しないサイボーグ怪獣。再びナックル星人と一緒にウルトラマンと戦うが、訓練していない技であるスライスハンドで首を切られた。どくろ怪獣レッドキングの兄でナックル星人により強化改造されたと言う設定もあり。また、複数のレッドキングをナックル星で特訓して装甲を付け、強化したという説もあり。その強さは小学館の学年誌では、宇宙恐竜ゼットンとペダン星人のスーパーロボット・キングジョーと同格の95点と採点。1970年代当時での最強怪獣は、ウルトラマンタロウに登場して、ウルトラ兄弟をゾフィーからAまで次々と太陽系惑星で撃破した暴君怪獣タイラントの98点だった。
津波怪獣シーゴラス
再生怪獣 過去のバンクフィルムのみ。
宇宙怪獣ベムスター
再生怪獣 過去のバンクフィルムの流用のみ。
◆初代ウルトラマン
身長 40m
体重 3万5千t
ウルトラマンの危機にウルトラセブンと一緒に駆けつけた。ハヤタ隊員に変身する。
ウルトラの星作戦でウルトラマンを復活させた後、スペシウム光線でナックル星人の宇宙船を破壊する。
◆ウルトラセブン
身長 40m
体重 3万5千t
同じくウルトラマンの危機に駆けつけた。モロボシ・ダンに変身する。
ウルトラマンを復活させた後、エメリウム光線でナックル星人の宇宙船を破壊する。
◆物語
ウルトラマンの敗北、宇宙ステーションV1の壊滅、ナックル星人に支配されるMAT。
絶体絶命の状況の中、初代ウルトラマンとウルトラセブンが……!
◆感想
「ウルトラマン夕陽に死す」の続き。
遂に実現した歴代ウルトラマンの集結!
ハヤタ隊員とモロボシ・ダンも登場し、連続変身と共に『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰ってきたウルトラマン』の主題歌が続く展開は鳥肌もの。
因みにこの時点ではウルトラ兄弟の設定は『小学◯年生』と言った雑誌のみで展開されていてTVではまだ採用されていなかった。
ウルトラマンを倒したナックル星人はMATに無条件降伏を迫る。
「いつもウルトラマンの力を借りているくせに。お前達の守護神ウルトラマンは二度と現れん」は厳しい言葉。ウルトラマンの活躍が描かれれば描かれるほど、ウルトラマンがいなくなってしまった時の絶望が大きくなる。
ナックル星人の宇宙船団に破壊された宇宙ステーションV1。
加藤隊長がいるのは他の宇宙ステーションなのかな? 心配だ。
スペースアローは今回は台詞のみの登場で実際に出撃する事は無かった。
「ウルトラマン夕陽に死す」ではサターンZを平和利用すると言った伊吹隊長だったがナックル星人を倒す為に武器として使う事を決断する。この時の苦渋の表情が実に良い。
普段が優しいだけにナックル星人に催眠状態にされた南隊員が怖い。
それにしても催眠が解けた振りをさせて他の隊員を誘き寄せるとはさすがにナックル星人は抜け目の無い作戦を立ててくる。
今回は丘隊員の強さが出ている。
昭和のウルトラシリーズで格闘が出来る女性隊員は珍しい。
初代ウルトラマンとウルトラセブンが交差する事でウルトラマンにエネルギーを注入するウルトラの星作戦。
オープニングでは毎回歌われているが、劇中では初めて「ウルトラの星」と言う言葉が使われた。(ただし、今回はウルトラマン達の出身地と言う意味ではなかったが)
前回は怒りに身を任せて戦った為に敗れてしまったが、今回のウルトラマンは怒りはあるものの冷静さは失わなかったので勝利を収める事が出来た。
今回もナックル星人とブラックキングのタッグの前に苦戦を強いられたが、初代ウルトラマンとウルトラセブンとの友情で逆転する事になる。精神力で強さが上下すると言うのは『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』には無かった展開だった。
『帰ってきたウルトラマン大全』(双葉社)にあった「前編で坂田さんとアキちゃんと言う兄妹を失い、後編で初代ウルトラマンとウルトラセブンと言う新たな兄弟を得た」と言う解釈はなるほどと納得するものであった。
村野ルミ子登場。
アキちゃんと入れ違いで登場する事になったルミ子さんだが、郷の新しい恋人と言うより次郎君の姉代わりと言う印象が強い。実際、この後の話でもルミ子さんは次郎君と一緒にいる事はあっても郷と二人きりになる事は殆ど無い。
スケジュールの都合だったアキちゃんはともかく、どうして坂田さんまで死ななければいけなかったのか?
おそらくルミ子さんとの関係が問題になったと思われる。
あまり仲良くなるのもアキちゃんの事を思うと複雑だし、かと言って距離を置きすぎるのも不自然。どう付き合っていけば良いのか悩むのは坂田さんより郷の役割であろう。
アキちゃんの死とルミ子さんの登場は坂田さんの居場所を無くしてしまったと言える。
劇中にもあるように今回の放送は12月24日のクリスマス・イブであった。
今回の話は冨田監督のウルトラシリーズ監督最終作となっている。
この後、冨田監督は東映で不思議コメディシリーズ等を担当した。
又、大木監督の『帰ってきたウルトラマン』監督最終作となっている。
1971年12月24日 リアタイ世代のこどもたちは絶句して号泣、そして勇気をもらった!
リアルタイムで鑑賞した筆者が、この番組についてお話ししましょう。😊
「帰ってきたウルトラマンウルトラの星光る時」は、1971年12月24日に放送された『帰ってきたウルトラマン』の第38話です。この回では、ナックル星人によって処刑されそうになったウルトラマンジャックを、初代ウルトラマンとウルトラセブンが救出するという衝撃的な展開がありました。
この番組をリアルタイムで観た子供たちの反応は、様々でした。一部の子供たちは、ウルトラマンが死にかけるシーンに怖がったり泣いたりしていました。また、ウルトラマンとウルトラセブンの変身者であるハヤタとダンが初めて共演したことに感動し驚きました。さらに、ウルトラの星作戦という斬新なアイデアに興奮したり感心し、ウルトラマンには勇敢で愛のある頼もしい仲間がいると勇気をもらい、絶望だけでない世界を知りました。
このとき、ウルトラマンには兄弟という概念はなく、あくまで仲間。
そして、
「ウルトラマンは負けない。初代ウルトラマンとウルトラセブンの友情に支えられているからだ!」
と、激エモなナレーションがリベンジ戦のシーンに入ります。
この番組は、ウルトラシリーズの歴史に残る名作として、今でも多くのファンに愛されています。私もこの番組が今でも大変好きです。👍.
翌日、1971年12月25日放送の「仮面ライダー」では、一文字隼人の2号ライダーが、ショッカーの幹部ゾル大佐の変身した黄金狼男をライダーパンチで粉砕し、断崖から墜落させて倒しています。
こちらもクリスマスをテーマとした内容でした。
翌週の1972年1月1日の元旦に放送された同番組では、本郷猛がスイスより帰国。死神博士登場。スノーマンを迎え撃つダブルライダーが夢の競演。
仮面ライダー最高視聴率を記録し「帰ってきたウルトラマン」と「仮面ライダー」の強力な特撮ヒーローは不動のものとなり、第二次特撮ブームをけん引していく形となりました。
1971年(昭和46年)の社会を振り返ろう!
1971年の出来事についてお話ししましょう。😊
1971年は、西暦で平年であり、昭和46年とも呼ばれます。この年には、日本や世界でさまざまな出来事がありました。例えば、以下のようなことが起こりました。
NHK総合テレビが全番組カラー化を実施。
NASDAQによる証券取引が始まりました。
特撮テレビドラマ『仮面ライダー』が放映開始しました。
大相撲の第48代横綱・大鵬が引退表明しました。
マクドナルド日本第1号店が銀座三越店にオープン。
円変動相場制に移行。それまでは固定相場。
オープン懸賞広告規制が施行。
米軍が沖縄の毒ガス輸送を住民の反対で延期。
エジプトのナイル川上流にアスワン・ハイ・ダムが完成。
グループサウンズのザ・タイガースが日本武道館で解散コンサート。
イギリスの自動車メーカー・ロールスロイス社が経営破綻。
サブカルチャーとスポーツ界での出来事をまとめるとこんな感じです。😊
芸術・文化・ファッション
食文化
7月20日 - マクドナルド日本1号店が東京銀座の三越内に開店
9月18日 - 日清食品が世界初のカップ麺「カップヌードル」を発売
スポーツ
詳細は「1971年のスポーツ」を参照
1971年のスポーツ - Wikipedia
野球
第68回ワールドシリーズ
ピッツバーグ・パイレーツ(ナ・リーグ)(4勝3敗)ボルチモア・オリオールズ(ア・リーグ)
サッカー
バロンドール
ヨハン・クライフ(アヤックス)
モータースポーツ
F1世界選手権
ドライバーズチャンピオン ジャッキー・スチュワート
コンストラクターズチャンピオン
シャーシ ティレル
エンジン フォード
ロードレース世界選手権
500cc ジャコモ・アゴスチーニ
250cc フィル・リード
テレビ
4月3日 - 特撮テレビドラマ:「仮面ライダーシリーズ」第1作である「仮面ライダー」が放送開始して大ヒット。「ヘンシン!・変身!」はその年の流行語大賞となり、社会的現象も巻き起こした。
音楽
詳細は「1971年の音楽」を参照
グラミー賞最優秀レコード賞
サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」
ヒット曲、話題曲など
(数字はビルボード年間ランキング10位まで)
スリー・ドッグ・ナイト「喜びの世界」
ロッド・スチュワート「マギー・メイ」
キャロル・キング「イッツ・トゥー・レイト」
オズモンズ「ワンバッドアップル」
ビー・ジーズ「傷心の日々」
ポール・リヴィア&ザ・レイダース「嘆きのインディアン」
ダニー・オズモンド「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」
ジョン・デンバー「故郷へ帰りたい」
テンプテーションズ「はかない想い」
トニー・オーランド「ノックは3回」
スライ&ファミリー・ストーン「ファミリー・アフェア」
マーヴィン・ゲイ 「ホワッツ・ゴーイン・オン」
チェイス「黒い炎」
サンタナ「ブラック・マジック・ウーマン」
CCR「雨を見たかい」
ビー・ジーズ「小さな恋のメロディ」
マッシュマッカーン「霧の中の二人」
アイザック・ヘイズ「黒いジャガーのテーマ(シャフト)」
ザ・ショッキング・ブルー「インク・ポット」
フランシス・レイ「ある愛の詩」
アダモ「雪が降る」
ジョージ・ハリスン「マイ・スウィート・ロード」「美しき人生」
ジョン・レノン「イマジン」
ポール・マッカートニー「アナザー・デイ」
映画
詳細は「1971年の映画」を参照
第44回アカデミー作品賞
フレンチ・コネクション
同ノミネート作
時計じかけのオレンジ
屋根の上のバイオリン弾き
ラスト・ショー
ニコライとアレクサンドラ
その他話題作など
演劇
詳細は「1971年の演劇」を参照
この年、聖書を題材にイエス・キリストの最後の7日間を描いたロックミュージカル、「ジーザス・クライスト・スーパースター」が、ブロードウェイで初演され、1973年まで続くロングラン公演となった。
最後まで、お読み下さり、ありがとうございました。よかったらスキ、フォローよろしくお願いします😉