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時間が足りない

上の写真はパソコンからお借りしました。
 今は映画だけでも色々なメディアで見ることができる。家に居るようになってドラマや映画を見る時間が増えた。連続ドラマを見始めたら最終まで見てしまうので時間の管理をしなかったらズルズルなってしまう。時間がもったいなくて後悔することもある。消費をするばかりで何も生み出せてないことにあせってしまう。今は映画でも1.5倍速とか便利な機能が付いている。一回1・5倍速で見たことがあります。私は字幕派だから字幕を追うのも時間がかかるし、言葉のニュアンスとか、間を感じて相対的に見ていたのに、まるで情緒がどこかへ飛んで行った映画になってしまった。あわてて元に戻して初めから見ました。字幕を見るようにしたのも演者の息使いとか、演者の癖とか画面から届く空気を感じるために字幕にしたのに、ただのあらすじを追うだけになってしまった。折角大事な時間を使っているのに、こんな時間の使い方をしたら映画を鑑賞したようにはならない。映画やドラマを作っている人たちに敬意を払いながら見たら、見る姿勢も変わってくる。

 日本にはあ・うんの呼吸という言葉がある。間の取り方でいいようにも。タイミング悪いようにも聞こえてくる。映画で言えば相手の息使いを感じながら、落語でいえば白扇と手拭を使いながら間をとらえていく、講談で言えば大きな声や小さな声、釈台を拍子木で叩きながら間をとっている。典型的なものは漫才、一流の漫才師は間の取り方でお客様を笑わせる。

 年をとれば若かった頃には考えられなかった物の見方が哲学的に見えるようになった。未来の時間が過去の時間の半分にも満たないから最後のあがきをしているのかもしれない。今頃になって日本語と身体の結びつき、知れば知る程その世界にはまってしまう。でも他のことも知りたいので時間がたりない。
朝早く起きてしまうので眠くてたまらない。でも堂々と昼寝ができない。もったいなくて。だからパソコンを見ながらいつのまにか寝ていることがしょっちゅう。笑っちゃうね。


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