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農福連携とは何か

皆さんこんにちは!
金沢QOL支援センター株式会社の塩浦です。

以前本アカウントで下記の記事を投稿しました。御覧になっていただけましたでしょうか?

ただ時間が経って思いました。

「農福連携って何?って思っている人が多いのではないか」

と。

就労支援をやっている人でも知っている人と知らない人がいるであろうこの「農福連携」という取り組み。その説明がすっぽり抜けていました💦

そこで今回は改めて農福連携がどういったものなのかをご説明していければと思います!

昨今、スマート農業という言葉が使われて久しくなりました。

スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業のことを言います。

注目はされていますが、これがすぐに日本全国に普及するかと言われるとまだまだ時間がかかることが予想できます。

そこで今徐々に注目を集めているのが農福連携です。

そもそも農福連携という考え方が広まり始めたのは2016年ごろ
政府が定めた「ニッポン一億総活躍プラン」(2016年6月 閣議決定)においては、社会的に弱い立場の人々が最大限活躍できるような環境整備の一環として「農福連携の推進」が盛り込まれました。

これをきっかけとして、その後「日本農福連携協会」が設立。全国の農福連携に関わる団体を包括するプラットフォームとして立ち上がり、農福連携の啓発セミナーや農福連携によって生産された農産物の販路拡大などを行っています。

農林水産省・厚生労働省・民間企業・NPO法人・農家などが垣根を越えて一体となり、農業における課題と福祉における課題を一挙に解決すべく取り組みがスタートしています。

農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。
農福連携に取り組むことで、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。

農福連携の推進について

上記の農林水産省の説明にもかかれていますが、農福連携はまさにWin-Winな関係であることがポイントの一つです。

農林水産省の資料によると、

農福連携に取り組む農業経営体の
● 76%が「障害者を受け⼊れて貴重な⼈材となった」と認識
● 57%が「労働⼒確保で営業等の時間が増加」と認識
● 78%が5年前と⽐較して年間売上が増加

農福連携に取り組む障害者就労施設の

● 79%が「利⽤者が体⼒がついて⻑い時間働けるようになった」、62%が「利⽤者の表情が明るくなった」と回答
● 74%が過去5年間の賃⾦・⼯賃が増加

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/nousui/noufuku_suishin_kaigi/dai1/siryou2.pdf

と書かれています。

私たち金沢QOL支援センター株式会社でも、就労継続支援B型事業所「リハスファーム」として石川県、愛知県で計3拠点、農福連携の事業所を展開しております。

ご利用者様にとっても、地域にとってもWinWinとなれるような事業所を目指して、これからも展開していきます!


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