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金沢QOL支援センター株式会社、創業の経緯について
皆さんこんにちは!
金沢QOL支援センター株式会社の塩浦です。
さて、
「最近どんな投稿をしたかな?」と振り返っていたところ、
「そういえばまだ当社の創業経緯について記事にしていないじゃないか」ということに気づきました💦
そこで本日は皆さんに私たち金沢QOL支援センター株式会社の創業経緯についてご説明していければと思っています!
◇◇
![](https://assets.st-note.com/img/1688001118623-IZUSjeEHtu.png?width=1200)
上記、現在の会社概要となります。
金沢QOL支援センター株式会社ということで、金沢に本社を構えますが、現在は日本全国30拠点以上の訪問看護・リハビリ、就労支援事業所を展開しています。
代表は岩下琢也。
当社は医療福祉の専門職が多く在籍する「医療福祉の専門家集団」として事業を展開していますが、代表の岩下自身も作業療法士の資格を持ち、もともとは病院で勤務をしていました。
ここからは、岩下作業療法士時代の経験にまで遡り、創業の経緯をお話ししていきます。
1人の患者との出会い
岩下が精神科病院で働いていた時、20年ほど入院をしていたある精神障がいを持つ患者さんと出会います。
その方は幻聴、被害妄想、無為、自閉、コミュニケーション障がい等を抱えている方でした。
これまでも病院として様々なアプローチをしてきていましたが、なかなか改善されず。その中で岩下が担当をすることになりました。
「なんとかできないか、、、」
様々な作業療法にチャレンジをしました。その中で見事その方にハマったアプローチがありました。
「農業」でした。
もともと実家が農家だったこともあり、慣れ親しんだ環境からうまくハマっていった様子でした。
農業と出会ってからその方の表情はみるみるうちに変わっていき、前向きになっていきました。
感謝とそこで感じた違和感
それから時間が経過し、岩下がその病院を離れるタイミングがやってきました。その際に、当初から見違えるほど前向きになった患者さんが近づいてきてこう伝えました。
「岩下さんがこの病院にきてくれていろんなことが楽しくなりました。ありがとう。」
岩下はこの言葉を聞いてものすごいうれしい気持ちになったのと同時に、とても憤りを覚えたといいます。
”なんでこんないい人で、ちょっと支援をしてあげたら退院できそうなくらいなのに、20年30年も入院しなくちゃいけないんだ。おかしい。”
中には退院してもまた病院に戻ってきたり、自ら命を絶つことを選択したりする方もいます。なぜなのか、、、。
”障がい者が障がいがあるから問題”なのではなく、
”障がい者が活躍できない社会が問題”なのだ
そう強く思うようになりました。
創業への決意
以上より、
障がい者も、高齢者もすべての人が自立して幸せに生活していける社会をつくりたい。そのために自分が理想とする治療・サービスを地域で展開していきたい。
という思いを抱き、2012年1月11日に「金沢QOL支援センター株式会社」を創業しました。
「金沢QOL支援センター」という名前を決めることに、とても悩んだと岩下は言っています。6畳のアパートの壁中に社名の候補となる名前を貼り付けて、「どれがいいかな」と。
最後は「自分は何をしたいのか」という部分に立ち返ったといいます。
「地元である金沢を拠点にして、
一番やりたいのは❝QOL向上のための支援❞だ」
と。
今ではその想いが、金沢だけでなく、金沢を飛び出して東京、埼玉、神奈川、茨城、愛知、岐阜、大阪、熊本など日本全国に普及しています。
◇◇
創業当時は在宅医療から始まった当社ですが、現在は在宅医療のほかにも就労支援やハタフクという事業も行っています。詳しくは下記の過去記事をご参照ください。
創業から12期目を迎えました。
私たちはこれまでの期間で作り上げた医療福祉の専門性を生かした支援のサービスを軸に、これからは今まで以上により多くの人へサービスを展開していきます。
これからも引き続き、よろしくお願いいたします!
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