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「晩酌が美味しくなったよ」【リハスの日常】

こんにちは!
「週1投稿」で気持ちが収まりきらず、
3日連続で投稿している金沢QOL支援センター株式会社の塩浦です!

こんな形で、プラスの軌道修正はバンバンやっていきます(笑)

本日は【リハスの日常】と題してまして、普段支援現場でご利用者様から頂いている言葉を紐解いていき、私たちが行っている事業、提供している支援がご利用者様に対してどういった影響を与えているのかご説明できればと思います。

実はこれ、会社のTwitter公式アカウントでも定期的に投稿しています!
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今回のタイトルの発言をされた方は、元々バリバリお仕事をされている方でした。そして40代で一念発起し、自ら居酒屋経営を始めます。

しかし、開業から数年経ったある日、階段から転倒しました。

脳出血でした。

脳出血の後遺症により左半身不能になったこの方は、やむなく居酒屋の閉店を決めました。

それからというものの、もともと外出することが好きだったこの方は外出をすることが億劫になってきました。

左半身不能により、杖が必須で歩くスピードも周りに比べるとゆっくりになってしまいます。
曇っていたり、風が強かったりするとそれを理由に外出を避けていました。

いつしか外に出る機会のほうが少なくなり、家での時間が増え、大好きだったお酒も、美味しいことに変わりはないのですが、少しずつ感動は薄くなっていたといいます。


そんな在宅での生活が長くなって5年ほど経ったある日、
地元の新聞にある記事が掲載されていました。

「脳卒中や身体障害の方を専門とする就労移行が出来る」

という記事でした。

ちょうどその時期(2021年7月ごろ)、石川県に金沢QOL支援センター株式会社の就労移行支援事業所、「脳卒中・身体障害専門就労支援センター「リハス」金沢」が開設しました。北陸初の、脳卒中や身体障害の方に特化した就労移行支援事業所です。

その記事を見たこの方は、

「何か活動しなければ、今と何も変わらない」

と思い、お問合せメールを自ら送りました。するとすぐに事業所から返信があり、「まずは見学に来てみてください」という連絡がありました。


この方にとって一番のネックとなるのは”移動”でした。

身体に障害がある方にとって、外出はもちろんですが、人込み・段差・悪天候時などに不安や不便さを感じます。

そんな中でリハスは送迎サービスを使うことができました。

「これなら、、、!」

それから何度か体験を重ね、もう少し社会との交わりを増やしていきたい。働くことで少しでもお小遣いが増えればいいなと思い、通所することにしました。


現在はリハビリもかねて、週に2日、徒歩と電車で通っています。北陸は天気が変わりやすく、雨や雪も多いのですが、天候が悪い際は送迎を利用。残りの3日は在宅での訓練を行っています。

具体的にどんな仕事を目指していくかはまだ定まっていないものの、障害特性上、立ち仕事や身体を使った仕事は難しいと考え、事務仕事への就職を目指しています。


この方は言います。

「私にとって、社会との交わりの一つが「リハス」なのです。」

そしてこうもおっしゃっていました。

「リハスに通うようになってから、晩酌がグッと美味しくなりました」

就労支援という居場所は、
単に「就職を目指すための場所」というわけではなく、
社会との交わりや外出の機会、日中活動の増加などなどを促進します

それにより1日の達成感が生まれ、晩酌もグッとおいしくなる、
そういった日常にちょっした幸せをプラスしてくれるのも就労支援という居場所の役割なのかもしれません。


そういった居場所づくりの一因となれていることを、私は大変誇らしく思います😊



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