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11月14日は世界糖尿病デー

こんばんは。ぐーです。今日は糖尿病という病名について解説しようと思います。

「糖尿病」の「尿」という言葉に対して、「何か汚い感じ」「食べ過ぎでなる卑しい病気」と嫌悪感を示す人は少なくありません。その理由や背景には、以下のような点が挙げられます。


1. 「尿」という言葉の持つネガティブなイメージ


「尿」という言葉は日常生活であまり使われないこともあり、人によっては生理現象に関するデリケートな話題を連想し、不快感を覚えることがあります。特に「病名」として聞く際には、公の場や日常会話で口に出しづらいと感じる人もいます。


2. 病気の本質と異なる表現への違和感


糖尿病は、血糖値が高くなる代謝の問題が根本にあり、尿に糖が出ることが主な特徴ではありません。しかし、日本語では「尿」という言葉が強調されているため、「なぜ病名に尿が入っているのか」と違和感を持つ人もいます。この点で、病態に対する理解を深めにくい名前だと感じる人が多いのも事実です。


3. 偏見や誤解を生みやすい


「糖尿病」という名前は、他者から「尿に関する病気」と誤解されることもあります。これにより、糖尿病患者が不必要に恥ずかしさを感じたり、病気について説明しづらいと感じる場面があるようです。


4. 病名が日常生活における制約を強調する


「尿」という言葉が病名に含まれることで、症状の一部が強調され、より深刻な印象を与える場合があります。実際に尿検査などが糖尿病の診断や管理に用いられるため、病名が患者に制約や管理の必要性を常に意識させ、精神的な負担や嫌悪感につながることもあります。




世界糖尿病デー

(World Diabetes Day)は、毎年11月14日に行われる、糖尿病の認知度向上と予防促進を目的とした国際的な記念日です。この日は、インスリンを発見したフレデリック・バンティング医師の誕生日にちなんで制定されました。国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が1991年に共同で設け、2006年には国連によって公式な国際デーに指定されています。


世界糖尿病デーの目的と活動内容


糖尿病への意識向上: 糖尿病は増加傾向にある生活習慣病の一つで、世界中で4億人以上が患っています。世界糖尿病デーは、糖尿病についての知識とそのリスクを理解し、予防や適切な管理を促進することを目的としています。

ブルーサークルのシンボル: 世界糖尿病デーのシンボルは「ブルーサークル」で、青は健康な未来のための希望を表し、サークルは団結と連帯を象徴しています。この日は、大阪城や和歌山城、東京都庁など多くのランドマークがブルーにライトアップされ、糖尿病の認知向上に貢献しています。

啓発活動と検診イベント: 各地で糖尿病に関する啓発イベントや検診が行われ、健康診断の重要性が訴えられています。オンラインやSNSを通じても、食事や運動習慣の見直しについて情報発信がなされています。


糖尿病→Diabetesへ

「糖尿病」という病名に含まれる「尿」という言葉に嫌悪感を感じるのは、病名が日常的に抱える不快感や誤解の原因となり得るからです。それを受けて世界は糖尿病からDiabetes(⚪︎⚪︎を通り過ぎる)と病名を変更仕様ではないかと声が上がっています。糖も血液と同じ流れ方、身体を通り過ぎているんだよということを言いたいのではないでしょうか?

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