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動作をもっとラクに!効率の良い動き方のコツ
日常生活で「起き上がり」「立ち上がり」「歩く」といった動作って、当たり前のように思えますよね。でも、病気やケガで体に不調があると、これが思った以上に大変になることがあります。しかも、無理して動くと余計に疲れてしまうことも…。
そこで今回は、基本動作をエネルギー効率よく行うためのコツをご紹介します。「動きにくいな…」と感じている方や、サポートをしている方にとって役立つ内容になっています。
基本動作には2つのパターンがある!
動作を効率よくするためには、まずどんな方法で動いているのかを知ることが大事です。基本動作には、大きく分けて2つのやり方があります。
1. 勢いを利用する「運動量戦略」
これは、動作に“勢い”をつけて効率よく動く方法です。たとえば
• ベッドから起き上がる時に、足を下に振る勢いで上半身を起こす。
• 椅子から立ち上がる時に、前に倒れるようにして一気に体を立たせる。
メリット:スムーズに動けるから、体力を節約できる!
デメリット:バランスを取る力が必要なので、転びやすい場合も。
2. 安定を重視する「力制御戦略」
こちらは、筋力や手すりなどを使って、慎重に動作を進める方法です。たとえば:
• ベッドから起き上がる時に、腕で体を支えながらゆっくり動く。
• 椅子から立ち上がる時に、両手でひじ掛けを押して慎重に立ち上がる。
メリット:バランスを崩しにくく、安全に動ける!
デメリット:動きがゆっくりになりがちで、エネルギーをたくさん使う。
エネルギー効率を良くする3つのコツ
「どちらの方法がいいの?」と思うかもしれませんが、それは人それぞれ。どちらも正解です!ただし、どちらの方法を選ぶにしても、効率を良くするためのポイントがあります。
1. 動きを止めずに一気に!
動作の途中で止まってしまうと、再び動くために余計な力が必要になります。たとえば
• 起き上がり:寝返り→体を起こす→座る、これをスムーズに続けて行う。途中で止まると疲れやすくなります。
• 立ち上がり:体を前に倒してから立つまで、一連の流れで動くことがポイントです。
具体例
寝返りをしてから体を起こすのに途中で2秒止まると、その後の動きで必要なエネルギーが約1.5倍になることもあります。これは、自転車を止めた状態からこぎ出すのが重いのと似ています!
2. 速度を意識する!
「速く動くと危なくない?」と思うかもしれませんが、ゆっくりすぎる動作は意外と疲れます。もちろん安全第一ですが、スピードアップすることでエネルギー効率が良くなります。
例:椅子から立ち上がる時、前屈する速度を早めてみるだけで、筋力の消費を20%節約できることが分かっています。
3. 環境を整える!
リハビリや日常生活で、動作を効率よくするためには環境も大事です。
• 床の滑りを調整:滑りやすいフローリングなら、適度な摩擦を与えるマットを敷く。
• 補助具を使う:杖や手すりを使うことで、力を分散できます。
実際にこんな風に改善できる!
例えば、60代のAさんは脳卒中の後遺症で立ち上がりが苦手でした。最初は手すりを使って「力制御戦略」で練習しましたが、次第に「運動量戦略」に切り替え、前屈の勢いを使う方法を試しました。その結果、立ち上がるまでにかかる時間が10秒から5秒に短縮。エネルギー消費も減り、Aさん自身も「楽になった!」と感じたそうです。
おわりに
基本動作を効率よくするためには、自分に合った方法を見つけることが大切です。そして、それを練習しながらスムーズな動きを目指すことで、疲れにくい体を作ることができます。
もし動きづらさを感じているなら、今回のポイントをぜひ試してみてくださいね!安全第一で、無理のない範囲で取り組むことを忘れずに。
「こんな動き方がラクになったよ!」という声があれば、ぜひコメントで教えてください。次回の記事でシェアさせていただくかもしれません!
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