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カンボジアの病院で働く日本人PTをご紹介!

こんにちは、医療法人社団KNIリハビリテーション科 採用チームの片山です。

このnoteでは、東京・八王子市にある北原国際病院や北原リハビリテーション病院、そしてカンボジアのSunrise Japan Hospitalなどなど、私たち北原病院グループの取り組みをご紹介しています。

多様な環境や働き方で活躍しているリハビリテーションスタッフ(PT・OT・ST・MSW)と、その取り組みをインタビュー形式でご紹介していきます。

第15回目は、カンボジアにあるSunrise Japan Hospital(SJH)に赴任中の木原万美さんにお話を伺いました!


プロフィール

・氏名:木原 万美(きはら まみ)
・卒業校:埼玉県立大学
・職歴:理学療法士8年目、入職5年目
・どんな仕事をしているか:理学療法士(PT)、海外事業(2021.10〜カンボジアのSunrise Japan Hospitalに赴任中)
・趣味/休日の過ごし方:美味しいものを食べにいく、映画鑑賞、読書

 今回は、カンボジアにあるSJHで働いている木原万美さんに、SJHについて、そして木原さん自身について色々と伺ってみました!


Q&A


―片山:木原さん、それではどうぞよろしくお願いします!

木原:こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!

―片山:早速ですが、カンボジアのSJHとはどんな所なのか、簡単に教えてください!

木原:当院は2016年にカンボジアの首都プノンペンにオープンしました。日本式の高度な医療サービスを提供すると同時に、現地で持続可能な事業をMissionとしています。現在のスタッフ数は、カンボジア人スタッフが約250人、日本人スタッフが約20人です。日本の医療をそのままの形で持ち込むのではなく、カンボジアに合わせて再構築し、現地スタッフが自分たちの力で運営していくことを目指しています。来院患者の約95%はカンボジアの方で、非常に信頼されている病院だと感じます。

―片山:ありがとうございます!カンボジア国内でも非常に信頼されている病院なんですね。
それでは、実際に木原さんがSJHでどんな活動をされているのか教えて下さい。

木原:リハビリテーション科に所属し、カンボジア人マネージャーのサポート、スタッフ教育、新規サービスの立ち上げに関わっています。
 今は言語聴覚部門と産婦人科領域のリハビリテーションサービス立ち上げに力を入れています。カンボジアではリハビリテーション職種は理学療法士しかいません。脳卒中の後遺症で嚥下障害や高次脳機能障害が残存する方は多くいらっしゃり、当院が言語聴覚療法を提供することは非常に重要です。日本のSTチームと連携しながら育成カリキュラムの作成やスタッフ教育を実施しています。
 産婦人科領域のリハビリテーションに関しては、2021年から徐々にサービス展開を進めてきました。日本では保険制度の対象となっていないことから、まだまだ認知度は高くない分野だとは思いますが、カンボジアでは保険制度の枠にとらわれない新しいサービスとして構築できるのではないかと期待しています。

―片山:非常に多岐にわたる業務をされているのですね。それでは、そんな木原さんはなぜ、北原グループの海外事業に携わりたいと思ったのか、その想いを教えてください。

木原:学生のころから国際協力に興味をもっていました。理学療法士として海外で働ける方法を探していく中で北原グループの海外事業を知りました。
北原グループの理念として、現地で持続可能な事業を展開していくという点に魅力を感じましたし、現地で日本人が運営するのではなく、スタッフを教育し、最終的に現地スタッフのみで運営できることを目指すことで、今後のカンボジアの医療の発展に貢献できるのではないかと思いました。
 また日本と海外どちらにも拠点があるため、海外で働くために日本の職場を退職する必要がなく、今後の生活を考えて行く中でも安心だと感じました。

―片山:なるほど。では、既に少し触れてくださっていますが、木原さんが考える北原グループ海外事業の特徴と魅力を教えてください!

木原:北原グループの海外事業により、医療の質の向上だけでなく、現地スタッフの生活の向上にもつながっていると感じています。北原グループは国内外に病院やクリニックがあるため、帰国後のキャリアアップにも良い環境と感じております。実際に私の先輩は数年の海外赴任を経て帰国し、その後他の海外事業や日本国内の事業で活躍されている方がいらっしゃいます。海外勤務後のキャリアアップの目標となる存在が近くにいることはとてもありがたい環境と感じています。
加えて、海外事業に限らずですが、職種の枠にとらわれずに働くことができることも北原グループならではだと思います。理学療法士として働きながら、広報などに関わっているスタッフもおり、自分のスキルを多方面で活かすことができる職場だと思います。

―片山:私も実際に働いていて、病院という枠にとらわれず、様々な場所で活躍するチャンスのある職場だと感じています。
では次にですが、土地が違えば考え方や価値観も違ってくるため、苦労されることも多いのではないかと思います。実際に働いてみて、やりがいを感じる部分と苦労した部分を教えて下さい。

木原:やりがいを感じるのは、プロジェクトの大小はありますが立ち上げに関われることです。まだまだ発展途上なことも多く、患者さんのニーズに合わせて日々新しいプロジェクトやサービスが進行中です。想定外のこともたくさんありますが、0からはじめたことが形になり、患者様に喜んでいただけるととてもうれしく、やりがいを感じます。
 苦労したことは、現地スタッフと一緒に働く中で、予想外の反応や意見がでてくることも多く、解決策を模索しなければならないことです。しかし、新鮮な発見も多く、大変ですが面白い部分でもあると感じています。

―片山:苦労したことの中にも面白さを感じることが出来るのは素敵なことですね。大変なこともたくさんある中で、木原さんが日々心がけている事や、大切にしている事があれば教えて下さい。

木原:スタッフの話をよく聞くことです。文化、生活、教育の背景が異なる人同士で働いているため、自分の常識やこれまでの経験が相手にとっては当たり前ではない場合が多いです。なので、まずは何を考えているのか、そう考えた背景には何があるのかまで話を聞くことを大切にしています。会話はお互いの母国語ではない英語で行っているため、相手の伝えたいことと自分の解釈にずれがないか、確認しながら話を進めるようにしています。
また、現地スタッフ同士の雑談はクメール語のため、自分と会話をしているとき以外は話の内容がわからず、人となりを理解するのに時間がかかりました。直接話さないと分からないことが多いので、こまめに声をかけることや、いつでも話しかけてもらいやすい雰囲気でいられるように心がけています。


―片山:働くうえで、お互いの文化や考え方の違いを尊重することは、どこにいても大切なことですが、SJHのような環境では、より大切だと感じますよね。
それでは最後に、木原さんがこれからやってみたいことを教えてください!仕事として、個人としてそれぞれ教えて頂けますか?


木原:仕事に関しては、もうすぐ日本に帰国する予定なので、日本から継続してSJHのスタッフ教育やサービス展開のサポートをして行きたいです。また、北原グループでは他国にも事業を展開していく予定があるため、プロジェクトメンバーとしてこれからも海外事業に関わって行きたいです。今回の赴任で教育やマネージメントの難しさを痛感したので、もっと学んで行きたいと考えています。
 個人的には、感染状況が落ち着いてきたら、家族とゆっくり旅行に行きたいです。せっかく始めた英語の勉強を継続して、もっと話せるようになりたいと思っています。

―片山:今後も更に活躍の幅が広がりそうな予感ですね!木原さん、ありがとうございました!

--------------------------------------------------------------------------------------今回は、カンボジアにあるSJHで活躍されている、木原万美さんにお話を伺いました。

もうすぐ日本に帰国されるとのことですが、
自分のスキルを多方面で活かしながら、カンボジアで活躍されている木原さんの
今後の更なるご活躍を楽しみにしています!

木原万美さん、ありがとうございました!
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このように、北原グループでは、スタッフや患者様の意見や提案をもとに様々な取り組みを行っています。

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ではまたお会いしましょう!

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