#小説
小説「荒廃する世界に、花束を」
第一話「テレビに花束を」
「今日は、テレビの最期の日でした。皆さん最後まで、良い1日を」
壊れかけのラジオ放送。代わり映えの無い日々にこだましていた。
僕たちは色々なモノの最期を見送る”終末屋”というものをやっている。依頼があれば、依頼物を査定し、相応しいと判断したモノには最後の日をいつにするかを決め、こうやってラジオ放送で最後の日までの一週間を放送し続ける。
「それいつもやってて、楽しいわ
第一話「テレビに花束を」
「今日は、テレビの最期の日でした。皆さん最後まで、良い1日を」
壊れかけのラジオ放送。代わり映えの無い日々にこだましていた。
僕たちは色々なモノの最期を見送る”終末屋”というものをやっている。依頼があれば、依頼物を査定し、相応しいと判断したモノには最後の日をいつにするかを決め、こうやってラジオ放送で最後の日までの一週間を放送し続ける。
「それいつもやってて、楽しいわ