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金時ニンジン🥕

新年あけましておめでとうございます🎍
昨年暮れから始めてみたnote
今年もゆるりゆるりと色んな野菜果実さんをご紹介してまいります。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。

売り場にずらり

年の瀬になると、スーパーの目立つポジションにずらりと並ぶ野菜たちがいる。
今こそスタメンとばかりにいる。
雑煮大根や柚子、レンコンやサトイモなどに混じり、紅くヒョロリと並んでいるのが、金時ニンジンさま。
いつものニンジンたちより紅くてスタイルが良かったりもする。

やっぱり紅白

めでたい色となると紅白。
これは日本だけなのだろうか?
年の瀬には紅白歌合戦。
入学式、卒業式には紅白饅頭。
紅色と白が交互になっている柄を見ると、お祝いごとかなと思わされる。
そもそも日本の国旗は紅白だ。
私の中の、紅白といえば、運動会の赤組白組だな。
なんてったって運動会好き。
赤は出生、白は死を表すことから、人生を表すとも言われている。
確かに、死装束は白だ。

お節には七福〇〇や紅白〇〇というお料理が並ぶ。
その中で金時ニンジンさまは紅の代表として欠かせないのであった。

今年の我が家のお節にて

どんなところで登場したか振り返ってみよう
・お雑煮
・富貴寄せ(筑前煮)
・七福なます

七福なます
富貴寄せ
お雑煮

そもそもたいして種類を作っていないのだからこれくらいなのだけれど、毎日のお雑煮には欠かせなかったな。
みなさまはどんなお料理に登場されていたかしら。

βカロテン

オレンジのニンジンたちと何が違うのか。
まずは、オレンジ色のお話を。
オレンジ色はβカロテンという最も有名な*カロテノイドの一種。
オレンジ色の色素成分でオレンジ色の野菜果物だけでなく、緑のお野菜にも多く含まれ、これが一定量より多い野菜が緑黄色野菜と称される。
抗酸化作用が高く、体内では変換されて一部がビタミンAとなるのが魅力。
その代表格がニンジンなわけで、そもそもキャロットからできた言葉がβカロテンと言われている。
常にしっかり摂っておきたい栄養成分。

*カロテノイド:植物が自分の身を守るためのフィトケミカルの中の色素成分

紅色の正体は?

では、金時ニンジンさまの赤はどうなんだ?
こちらは、リコピンという、これまたカロテノイドの一種で、赤の色素成分。
こちらの抗酸化力が強力で、βカロテンの2倍あるそうな。
リコピンは私の大好きトマトちゃんに多く含まれる。
そんな、リコピン、金時ニンジンさまの品種によってはトマトよりも含有量が多いものも。
皮膚に届きやすく、皮膚にたまる活性酸素を消去してくれる働きあり。
だから、紫外線からも守ってくれる優れものなんだ。

いつだってスタメンで

そもそも日本で古くから食べられていたのは金時ニンジンさま。
お正月が終わり、なんとなく選ばれず、ひっそりとお店に居続ける金時ニンジンさま。
お正月以外も食べなきゃ損。
両方合わせて食べると色とりどりで可愛いし。
さらに、黄色や黒、紫のニンジンたちもそれぞれ別のカロテノイドを備えているので、併せて食べるのがオススメ。

黒ニンジンはアントシアニンが豊富

これから、金時ニンジンさまは正月価格から、下がってくるはず。
さ、買いましょ、食べましょ。


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