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詩 カーテン



朝も昼も夜も
窓を閉めている
カーテンは閉じられたまま

誰もいなくて
自分も消えて
宙に浮いた空気とかすみ草

夜行列車の音が響く
それが終わると
無理な静けさが戻る

ぶぉ〜んと冷蔵庫が言う
その音を聴きながら
小さな灯りのなかで
煙草の煙が立ち上がる

無条件なこころが
泣いている
スマホのひかりが
どこか虚しい

珈琲を淹れて
朝の気分がやってくる頃
新鮮な太陽のちからに
少しだけ勇気が湧く

続く日々
朝のカーテンの向こうに
世界の広がりを見つける

やがて
ゆっくり
暗闇から救われる



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