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子どもを伸ばすアドラーの言葉 子育ての勇気/岸見一郎、天使の骨/中山可穂

 オーディブル。
他の本で聞いたことあるな〜と思う内容。
アドラーとかABAとかの本をたくさん読んできたので、内容がだんだん知っていることばっかりになってくるけど、でもすぐ忘れるから、この手の本は定期的に読まなきゃ。
 子どもと親の人生って本当の意味では関係ないんですよね。子どもに親ができることは少ない。
 経験をもとになんとかしようとするのは「子どもの頃に手術を受けたことがあるから自分は手術をすることができると思い込んでいるのと同じ」(引用)と言っていて、この例えめちゃくちゃ沁みました。面白い。
 子どもに言うべきことは、泣かないで口で説明してと「お願い」すること。言葉を使えば気持ちが伝えられるということを教えるのがコミュニケーション。言葉を使って問題解決することを教えよう、っていう、他人に何かを強制することはできないから、子どもへのしつけも全部「お願い」でしかない。そういう話でした。
 著者の方がとても恵まれた育ちであることが伝わってくるなー。進学校では社会貢献を説かれて育った(「名の通った大学を出ているエリートでも、自分のことしか考えていないのなら、それは社会にとって有害でしかない」)という内容があるけど、偏差値の高い学校ではどこでもそうなのかな?
 私自身は社会貢献とかは全く説かれていない学校を出ており、私自身も「他害さえしなければそこにいる権利がある」と思っている。他害するとその集団からは弾かれる。
 持てるものは与えなければ精神、持っていることが前提だし、その考えをすんなり受け入れられる生徒っていうのは、やっぱり「持っている」側だよね。世界的に見たら私だって日本に生まれてきた時点で、持っている側のはずなんだけど、自分にいっぱいいっぱいで、とても与えている場合ではない。そのうち与えられるようになったらいいなと思うけど。
 子どもにどうしたら勉強させられるのか、結局結論は私の中ではでないので、私はとにかく子どもの前で参考書を読み、過去問題集を解いて、たまに試験を受けています笑
 私の場合はとくに資格がなにかの役に立つことはないんだけど、家で過ごすとき、リラックスして勉強するっていうことが楽しみの一つとして選択肢に入るといいなと思う。私は勉強は好きではないけど、苦でもないし、精神的に辛いときに気を紛らわせられるので、良い暇つぶしだと思う。
 私の苦しみは基本的には病気や障害。

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「天使の骨」中山可穂

 こ、ここで終わるんだ!?ってところで終わった。早く次の本を借りてこなきゃ…、いや、次の本と二冊一緒に借りてくるべきだった…。マラケシュ心中と少し似た表現の部分もあって、この人にとっての旅って、辛く過酷なものなんだなって思いました。人生自体が旅なのかもしれません。全身全霊作家さんだー



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