#166:腰痛予防・『大きく後ろゴロン 体操』
ぎっくり腰等のひどい腰痛を経験した人は、痛くなる数日前に背中が痛くなったりつったりしませんでしたか?
「そういえば背中が痛かったなぁ。」なんて言う人が結構多いのですが、これは『脊柱起立筋』という上半身の姿勢を維持する筋肉群が悲鳴をあげていたところなのです。
この背中の筋肉群の疲労が限界を超えると、次は腰の筋肉群に多大なダメージがひろがることが多く、このような状態になる前のケアがとても大事になってきます。
そこで、背筋の疲労回復や腰痛の予防のために、次の『大きく後ろゴロン 体操』を行っておきましょう。
やり方は簡単で、仰向けの状態から足を持ち上げて、後ろ回りのようにゴロンと、とにかく足先を頭の先の地面へなるべく着けるように努力してもっていきます。
この時には、両足が開いていてもいいし、また膝が曲がっていても構いません(両腕は肘を曲げて腰に当てて上体の維持をサポートしたり、足の反対側に伸ばして地面に着けたりするとバランスがとりやすい)。
ゴロンとなっている時の背中は伸びているよりもむしろ曲げた方が効果的で、難しいならば背中からおしりの部分に枕や座布団を敷いてもいいでしょう。
頑張って、5~10回(足先を地面に着けて5秒停止して、少し浮かせてまた着く)くらい行ってみましょう(但し、既に腰や、背中が痛い時はやらないこと!)。
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com
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