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#55:不定愁訴
不定愁訴とは、特に体のどこが悪いというのではないが、だるくて気力がわかず、頭がボーッとして、いつも眠たいなどの実にさまざまな症状があることをいいます。更年期障害や、自律神経失調気味の人などがこの不定愁訴を持っていることが多いといわれていますが、それ以外の人でも、睡眠不足や生活の不摂生、ストレスや過労などによってもこの症状が起こります。
このような症状の場合、東洋医学ではこれらの一つ一つの症状に対処するのではなく、体全体のバランスを整えるような方法で体を改善させていきます。ですから、ツボ療法のみで治る訳ではなく、生活面(睡眠や運動、食生活など)の見直しも重要になってきます。それにあわせて、次のツボも指圧していきましょう。
1)『百会(ひゃくえ)』・・・頭のてっぺんで、両耳を結んだ線と正中線を結んで交差したところ。
2)『天柱(てんちゅう)』・・・うしろ首の髪の生え際で、二本の太い筋肉の両外側のくぼみ。
3)『腎兪(じんゆ)』・・・背中のちょうどウエストの高さ。背骨から両外に指幅一本半分のところ。
4)『関元(かんげん)』・・・へそから指四本分下。
これらを気持ちよい程度の強さで指圧することにより、からだの元気も改善、回復していくでしょう。
古賀 直樹
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