大人のタシナミ【正しい断り方】
アナタは、親切な訪問者を断ることができますか?
点検商法で騙そうとしてくる相手は、一見するとマジメで爽やかな営業マンにしか見えません。
悪質な訪問販売なんて私には関係ない。
そんな貴方にこそ、読んでいただきたいと考え、この文章を書きました。
なぜなら、あなたのまわりにいる人にも、これから書く事や、あなたが常日頃から心掛けている防衛術というか、防衛本能を伝えてもらいたいからです。
想像以上に多発している、悪質かつ違法な点検商法の詐欺被害に、遭わないための対策について、以下にまとめました。ぜひ参考にしてください。
訪問販売詐欺から身を守るためのガイド
訪問販売には善良な会社もありますが、悪質な訪問販売による詐欺被害のニュースが後を絶ちません。
一番、確実な防衛策は、きっぱりと断る事。
しかし、これが意外とできない事が多い。
それは、訪問販売員から迫られたときに断りにくいと感じるのは、多くの人が共通して抱える心理的な問題です。
相手に嫌な思いをさせたくない、怒らせたくないという気持ちが、断ることを難しくしているのです。
そして、相手は、その心理を巧みに利用して距離を詰めてきます。
ここでは、具体的な対応策と実例を交えて、訪問販売を、きっぱりと断る方法を紹介します。
1. ストレートに断る
「申し訳ありませんが、興味がありません。」や「今は何も必要ありません。」といったはっきりとした言葉で断ることが大切です。
『今はいいです。』、『ちょっとよくわからないので。』など、相手に誤解を与えたり、付け入る隙を与えないように、明確な表現を使いましょう。
2. 丁寧な言葉遣いをする
断る際には、敢えて言葉遣いに気をつけて、礼儀正しく断りましょう。
例えば、「ご提案いただきありがとうございますが、今は結構です。」といった表現が適切です。
これは相手への敬意ではなく、相手に冷たい印象と、一筋縄ではいかない人間だというイメージを与えられるからです。
決して、怪しい人に対しては、フレンドリーに自らの事や家族の事を、話すことはしないでください。
3. 理由を付けない
「忙しいので」といった理由をつけて断ると、相手は「後でまた来ればいいのか」と誤解する可能性があります。
理由を付けずに断ることで、相手に再訪の余地を与えないようにしましょう。
もし、理由を付けるとしたなら、ウソでも構いませんので、身内が工務店に努めているとか、いつも頼んでいる所があるなど、相手が論破できない理由にしましょう。
万が一、しつこく追求される事があれば、『教える必要ありますか?ちょっと教えたくないです。』みたいに断れば、それ以上に聞いてくることは無いでしょう・
4. 身分証の提示を求める
訪問販売員が名刺や身分証を持っていない場合は、それが悪質な訪問販売の可能性があります。
名刺や身分証の提示を求めることで、相手の信頼性を確認しましょう。
5. 「コロナ」を理由に断る
「コロナなので対面でのやり取りはご遠慮させていただいております。必要に応じてこちらから連絡を差し上げますので、ポストに名刺を入れておいてください。」といった言葉で断ることも一つの方法です。
6. 玄関を開けない
インターホン越しにやり取りをし、玄関のドアを開けないようにすることで、相手のペースに引き込まれることを避けましょう。
これらの方法を参考にして、訪問販売に対する適切な対応を行ってください。
また、不審な訪問販売には警察に相談することも重要です。安全を最優先に考え、自分の判断でしっかりと対処しましょう。
悪質な訪問販売員への対処法
悪質な訪問販売の営業マンは非常に優秀な営業マンでもあります。断る理由をことごとく論破し、契約を迫ってくることもあります。そんな時の対処法を紹介します。
1. 断固たる態度を保つ
一度断ったら、その後は議論に応じないことが大切です。営業マンが何を言っても、「もう決めましたので、結構です」と繰り返しましょう。
2. 時間を要求する
「考える時間が必要です」と伝え、その場での決断を避けます。これにより、冷静になる時間を確保できます。
3. 第三者の意見を求める
「家族と相談したい」と言って、営業マンを帰らせる方法です。家族や信頼できる第三者と相談することで、冷静な判断ができます。
4. 公的機関への相談を伝える
「この件については、消費者センターに相談してからにします」と伝えることで、営業マンを引き下がらせることができます。
消費者センター以外でも構いません。先日、市役所の人から気を付けるように言われていて、その都度、事前に相談するように言われているとか、そんな伝え方でもOKです。
5. ドアを開けない
インターホンで対応し、ドアを開けずに断ることも有効です。直接対面することなく断ることができます。
敷地内には入れたくないですし、室内は絶対にダメです。
もし庭先や玄関に居るときに声を掛けられた際には、『友人から連絡ある時間だから』とか『病院に行かないといけない』など、ウソをついてでも、早めに話しを切り上げましょう。
これらの方法を駆使して、悪質な訪問販売から身を守りましょう。また、不審な訪問販売には、すぐに警察や消費者センターに相談することも忘れずに行ってください。安全は自分自身で守ることが何よりも重要です。
よくある悪質な訪問販売の事例と対策
よくある悪質な訪問販売の事例には、以下のようなものがあります:
太陽熱温水器の点検を装い、屋根瓦の修理を不当に高額で請求するケース。
消防関係製品の訪問販売を装い、実際には必要のない商品を売りつける詐欺。
水道局職員を装った詐欺で、水質検査を理由に高額な浄水器を売りつけるケース。
これらを未然に防ぐ方法としては
玄関に「訪問販売不要」や「勧誘禁止」のステッカーを貼る。
不要な勧誘はきっぱり断る。貴金属やブランド品などを安易に見せない。
もし被害に遭ってしまった場合は
クーリングオフを利用して契約を解除する。
消費者ホットラインや最寄りの消費生活センター、弁護士に相談する。
これらの対策を心がけ、不審な訪問販売には注意してください。もし不安な点があれば、専門家に相談することをお勧めします。
被害者にならない為の注意ポイントと防衛策
悪質な訪問販売による被害に遭わないようにする為にも、消費者側も注意するポイントがあります。
以下に、被害者が注意すべきポイントと、それを踏まえた防衛策をいくつか挙げます。
1. 断る際に理由を付けてはダメ
断る際に理由を付けると、訪問販売員に反論の余地を与えてしまいます。「興味がありません」「不要です」とシンプルに断ることが重要です。
2. 訪問販売員に過度に気を遣ってはダメ
訪問販売員に対して同情心を抱いたり、失礼がないようにと気を遣うと、それを利用されてしまう可能性があります。きっぱりと断ることが大切です。
3. 乱暴な言葉を使わない方がいい
乱暴な言葉で追い返そうとすると、恨みを買ってしまう可能性があります。淡々とした態度で断ることが望ましいです。
4. 即決で契約しては絶対に駄目
訪問販売では即決を迫られることが多いですが、価格比較や検討の時間を持つことが重要です。契約には慎重になるべきです。
5. 会社の信頼性を確認すること
訪問販売員の言葉だけを信じて契約する前に、会社の信頼性や評判を確認することが重要です。ネット検索で公式ホームページ以外でも口コミや、求人情報や転職サイトの元社員の口コミなどを確認し、参考になるレビューや評価をチェックしましょう。
6. クーリングオフ制度を知っておくこと
契約後に後悔した場合、クーリングオフ制度を利用して契約を解除することができます。この制度の存在と利用方法を知っておくことが重要です。
これらの反省点を踏まえ、訪問販売に対しては慎重な対応を心がけることが被害を防ぐためには必要です。また、被害に遭った場合は、消費者ホットラインや消費生活センター、弁護士に相談することが推奨されます。安全を守るためにも、これらの情報を活用し、適切な対応を取るようにしましょう。
グレーなリフォーム会社への対応
これは一般的な対応例です。
※例としては強引な勧誘や、威圧的な営業スタイルの会社をイメージしています。
合法だが、倫理的に問題のあるリフォーム会社への対応については、以下のステップを検討することができます。
1. 直接話し合い・交渉する
まだ話ができる状況であれば、まずはリフォーム会社と直接話し合い、不満や疑問点を明確に伝えます。
過剰な工事や過大請求の疑いがある場合、具体的な理由を示して再評価を求めることが重要です。
担当者ではなく、上司への連絡、できればメール、又は録音をしておく等、証拠が残る方法での対応が理想的です。
2. ADR(裁判外紛争解決手続き)を利用する
直接の話し合いで解決しない場合、ADRを利用して第三者の仲介を求めることができます。ADRは、訴訟に比べて時間と費用を節約できる可能性があります。
これは裁判の前、最終手段に近い為、ADRを利用することを考えていると相手に伝えるだけでも一定の効果があると言えます。
ただし、その前に最寄りの市町村区役所への相談をすることをオススメしています。
3. 専門家に相談する
弁護士や建築士などの専門家に相談し、法的なアドバイスや契約内容のチェックを受けることが有効です。
専門家は、契約の不公平な点や不適切な工事についての評価を提供できます。
法テラスなどであれば無料での相談もできますし、家を建てたハウスメーカーや、地元の工務店、リフォーム会社への相談でも大丈夫です。
4. 消費者保護団体に相談する
消費者センターや消費者保護団体に相談し、アドバイスを求めることも一つの方法です。これらの団体は、消費者の権利を守るための情報提供や支援を行っています。
日頃から、ホームページをチェックしておくこともオススメです。
5. 契約解除を検討する
契約内容によっては、クーリングオフ制度を利用したり、契約解除の可能性がある場合もあります。ただし、契約解除には条件があるため、事前に専門家に相談することが望ましいです。
6. 公的機関に報告する
悪質な商法に該当すると思われる場合は、公正取引委員会や地方自治体の商工課などの公的機関に報告することも考えられます。
これらのステップは、問題の性質や状況に応じて適切に選択し、行動することが重要です。また、契約前には十分な情報収集と検討を行い、信頼できるリフォーム会社を選ぶことがトラブルを未然に防ぐための最善の方法です。
倫理的に問題のある会社に対しては、法的な枠組み内で適切に対処し、自身の権利を守ることが大切です。
詐欺師に狙われやすい家や人の特徴
詐欺師に狙われやすい家や人の特徴には、以下のようなものがあります:
1. 自分は騙されないと思っている
自分が詐欺のターゲットになるとは考えていないため、警戒心が低く、詐欺師にとって都合の良い状況を作り出しやすいです。
2. 資産を持っている
詐欺師は金銭的な利益を目的としているため、資産がある人や家庭を狙います。富裕層や財産を持つ高齢者などが特にターゲットにされやすいです。
3. 表面的なものしか見えない
見た目や話術に騙されやすく、相手の本質を見抜くのが苦手な人は詐欺に遭いやすいです。
4. 誰かによりかかりたいと思っている
自分で判断することが苦手で、他人に頼りたがる傾向がある人は、詐欺師にとって都合の良い「カモ」になりやすいです。
5. はっきり断れない
「No」とはっきり言えない人は、詐欺師にとって攻略しやすい対象です。断りにくい性格を利用されることがあります。
6. 情報収集が下手
詐欺に関する知識が不足していたり、情報をうまく集められない人は、詐欺師の嘘や誇張に気づきにくいです。
これらの特徴を理解し、自己防衛のためには、常に警戒心を持ち、情報をしっかりと確認することが重要です。
また、契約や取引をする際には、時間をかけて検討し、必要であれば信頼できる第三者の意見を求めることが効果的です。
詐欺師の手口には多くのパターンがありますので、最新の情報にも注意を払い、詐欺防止のための教育プログラムやセミナーに参加することも有効です。
これで、訪問販売詐欺から身を守るためのガイドが完成しました。どうぞご参考にしてください。何か他にお手伝いできることがあれば、教えてくださいね。、続きをご紹介します。
グレーなリフォーム会社への対応
1. 直接話し合い・交渉する
まずはリフォーム会社と直接話し合い、不満や疑問点を明確に伝えます。過剰な工事や過大請求の疑いがある場合、具体的な理由を示して再評価を求めることが重要です。
2. ADR(裁判外紛争解決手続き)を利用する
直接の話し合いで解決しない場合、ADRを利用して第三者の仲介を求めることができます。ADRは、訴訟に比べて時間と費用を節約できる可能性があります。
3. 専門家に相談する
弁護士や建築士などの専門家に相談し、法的なアドバイスや契約内容のチェックを受けることが有効です。専門家は、契約の不公平な点や不適切な工事についての評価を提供できます。
4. 消費者保護団体に相談する
消費者センターや消費者保護団体に相談し、アドバイスを求めることも一つの方法です。これらの団体は、消費者の権利を守るための情報提供や支援を行っています。
5. 契約解除を検討する
契約内容によっては、クーリングオフ制度を利用したり、契約解除の可能性がある場合もあります。ただし、契約解除には条件があるため、事前に専門家に相談することが望ましいです。
6. 公的機関に報告する
悪質な商法に該当すると思われる場合は、公正取引委員会や地方自治体の商工課などの公的機関に報告することも考えられます。
これらのステップは、問題の性質や状況に応じて適切に選択し、行動することが重要です。また、契約前には十分な情報収集と検討を行い、信頼できるリフォーム会社を選ぶことがトラブルを未然に防ぐための最善の方法です。
倫理的に問題のある会社に対しては、法的な枠組み内で適切に対処し、自身の権利を守ることが大切です。
詐欺師に狙われやすい家や人の特徴
詐欺師に狙われやすい家や人の特徴には、以下のようなものがあります:
1. 自分は騙されないと思っている
自分が詐欺のターゲットになるとは考えていないため、警戒心が低く、詐欺師にとって都合の良い状況を作り出しやすいです。
2. 資産を持っている
詐欺師は金銭的な利益を目的としているため、資産がある人や家庭を狙います。富裕層や財産を持つ高齢者などが特にターゲットにされやすいです。
3. 表面的なものしか見えない
見た目や話術に騙されやすく、相手の本質を見抜くのが苦手な人は詐欺に遭いやすいです。
4. 誰かによりかかりたいと思っている
自分で判断することが苦手で、他人に頼りたがる傾向がある人は、詐欺師にとって都合の良い「カモ」になりやすいです。
5. はっきり断れない
「No」とはっきり言えない人は、詐欺師にとって攻略しやすい対象です。断りにくい性格を利用されることがあります。
6. 情報収集が下手
詐欺に関する知識が不足していたり、情報をうまく集められない人は、詐欺師の嘘や誇張に気づきにくいです。
これらの特徴を理解し、自己防衛のためには、常に警戒心を持ち、情報をしっかりと確認することが重要です。
また、契約や取引をする際には、時間をかけて検討し、必要であれば信頼できる第三者の意見を求めることが効果的です。
詐欺師の手口には多くのパターンがありますので、最新の情報にも注意を払い、詐欺防止のための教育プログラムやセミナーに参加することも有効です。
ここまで、悪質でかつ違法な点検商法を行う詐欺師の話しをしてきました。
世間には、訪問販売を行う普通の会社もありますが、点検商法という詐欺被害も実際にあり、なかなかニュース報道では目立ちません。
少しでも被害を少なくしたい。本当にそう想って、この文章を書きました。
以上、建設業界を応援するホームページ[建設のススメ]の管理者としては、読者の皆様と、少しでも、この想いと考えを共有できれば幸いです。