家業に注ぐ「情熱」の使い方。みやじ豚・宮治勇輔さんのトークイベントを開催します
ファミリービジネスを継ぐ決心がつかない。実家の事業をアップデートしたい。消費者と直接つながり、ファンを作りたい・・・そんな悩みを抱えている方々にオススメのオンラインイベントを開催します。
ファミリービジネスの経営者や後継ぎの方々から、これまでの経験と経営の勘所を聞くトークイベント「リファラバさんと話そう」。2023年1月20日(金)にお招きするのは、神奈川県藤沢市でブランド豚「みやじ豚」を生産する宮治勇輔さんです。
もともとは実家を継ぐつもりがなく、起業志望だった宮治さんですが、ビジネスについて学ぶうちにたどり着いたのは、実家が営んでいた農業。これまで「きつい・きたない・危険」の3Kと言われてきた農業を、「かっこよくて・感動があって・稼げる」の新3Kにしたいと奮闘してきました。
消費者と直接つながるため、バーベキューを開催して、実際に「みやじ豚」を味わってもらうファンマーケティングの先駆者でもあります。
さらに、後進の農業やファミリービジネス後継者・経営者を後押しするため、「農家のこせがれネットワーク」代表理事、「家業イノベーション・ラボ」実行委員を務める中で、たくさんの仲間たちと多くの時間を過ごし、幅広いネットワークを築いてきました。
長年続き、これからも続いていく家業の中で、自分の「役割」をどのように設定し、「すぐに取りかかるべきこと」と「先延ばしした方が良いこと」を、どうやって仕分けしていくか。多くの方々にとって、お悩みポイントだと思います。そんなお話も宮治さんに聞いていきます。
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#先延ばしした方が良い
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https://refalover-talk-07.peatix.com/
開催概要
日時:2023年1月20日(金)正午〜午後1時
開催方法:オンラインイベント
※お申し込みいただいた後、視聴URLを送付します。Zoom会議形式で行います
定員:先着30人 無料
主催:毎日新聞リファラバ編集部
※お申し込みいただいた方には、イベント終了後に期間限定でアーカイブ配信をご案内いたします。当日はご都合が合わない方でも後日ご覧いただけますので、ぜひお申し込みください。
タイムテーブル
11:50 オンライン開場
12:00 オープニング、登壇者紹介
12:10 トークセッション
12:45 視聴者との質疑応答
12:55 クロージング
視聴者の皆さんから質問を募集します
毎日新聞リファラバ編集長の清水憲司と、300年以上の歴史を誇る酒蔵、勝山酒造(仙台市)の関係会社を継いだばかりの伊澤優花さんが司会を務めます。
イベント当日は、宮治さんにファンマーケティングを進めるために必要なこと、ファミリービジネスを受け継ぎ、発展させていく上で大切な「自らの役割」の見つけ方、優先順位の付け方について聞いていきます。
視聴者の方々からの質問も受け付けます。普段は経営者・後継者仲間たちの「聞き役」になることの多い宮治さんに質問できる貴重な機会になりますので、皆さんのご参加をお待ちしています!
「リファラバさんと話そう」は、連載「わたしのファミリービジネス物語」に登場していただいた経営者や後継ぎ、起業家の方々から、連載には書き切れなかったエピソードやファミリービジネスに対する思いなど、さらに深掘りしてお聞きするトークイベントです。
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宮治さんはどんな人?
宮治さんのこれまでの歩みは、「わたしのファミリービジネス物語」で詳しく記述していますので、ここではいくつかのキーワードを使って、宮治さんをご紹介します。
「これからは生産からお客さんの口に届けるところまで、一貫してプロデュースするのが農業なんだ」。起業志望だった宮治さんはさまざまなビジネスについて学ぶ中で、実家の養豚業、そして農業という産業を革新していくという強い思いを抱くようになりました。
せっかくおいしい豚肉を生産しても、既存の「銘柄豚」という枠組みにとどまっていては、近隣の生産者の豚肉と一緒に流通することになるため、お客さんの反応を知ったり、喜ぶ顔を見たりすることはもちろん、自分の豚肉がどこで売られているのかすら分からない。それではやりがいを感じられないし、自らの使命である「新3Kの実現」も見えてこない。
そこで始めたのが、お客さんと直接つながるためのバーベキューやネット通販であり、「みやじ豚」をブランドとして一本立ちさせる、さまざまなイノベーションでした。生産して出荷するだけでなく、お客さんの口に届けるところまでプロデュースすることで、農畜産物の価値を最大限に引き出していく。宮治さんの挑戦は、そんな考え方に支えられています。
「長期戦で臨む」という割り切り
「ファミリービジネスの良さは長い目線で考えられること。今すぐに解決できない問題があってもいい」。後継者の中には、先代経営者と経営方針や価値観が異なるがゆえに、思い通りに動けずに悩んだり、衝突して消耗してしまったりするケースが少なくありません。
多くの後継者との対話を重ねてきた宮治さんは「親子関係といった解決に時間のかかりそうな問題は、『長期戦で臨む』という割り切りも必要だ」と話します。
親子の摩擦の中で、ファミリービジネスに注ぐエネルギーを空回りさせるよりは、そうした問題はいったん脇に置き、今という時間を新規事業開発や異業種経営者との学び合いなど、自分の力を磨くことに集中した方が良い。長い人生の中には、そういうタイミングもあるでしょう。
ファミリービジネスに注ぐ「情熱の使い方」。宮治さんと一緒に考えていきたいと思います。
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▼ Refalover(リファラバ)とは?