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マネーライター暮らしの見直し術②/齋藤めぐみ

こんにちは。元銀行員のマネーライター・齋藤めぐみと申します。
現在は主婦をしながら金融・ビジネス分野で記事を書くのが仕事です。決してお金持ちではありませんが、これまでのキャリアや数々の取材・リサーチで得たお金の知恵と知識をここでご紹介していきます。
みなさんの暮らしに少しでもお役に立てたらうれしいです。

【齋藤めぐみ プロフィール】
元銀行員のマネーライター。得意な金融をはじめ、教育・ビジネス・エンタメなどの分野でも執筆中。最近の主な媒体は、「読みテレ」(読売テレビ)、「with class」(講談社)、「DIME」(小学館)、「週プレ」(集英社)。また、節約記事が話題となり、テレビ「ラヴィット!」(TBS)、「DayDay.」(日本テレビ)、「ソレダメ!」(テレビ東京)、「ドデスカ!」(名古屋テレビ)などに出演。

ポイントに操られる日々にサヨナラ

今の暮らしにポイント活用は欠かせません。買い物の度にポイントを貯めて、次回の買い物で割引として使う。上手に使えばもちろんお得ですが、ポイントにこだわりすぎると登録や管理に手間や時間がかかるなど不便が生じる一因にもなります。
 
また、ポイントがたくさん貯まるとうれしくなって、次第にそれが買い物の目的になりがちだったりします。

しかし本来、ポイントはあくまで買い物の付加価値にすぎません。必要な買い物をした結果、貯まっていくものです。ポイントを貯めることを目的化してしまうと一気に不要な買い物が増える結果になり、それこそ本末転倒に。
ときどき冷静になって自身の買い物の姿勢を確認してみることも大事ですね。 

利用するポイントは絞るべし!

ポイント貧乏になってしまう要因の1つは、たくさんの種類を貯めようと手を広げ過ぎてしまうことです。あれもこれもと会員登録をしたりメルマガを購読したりキャンペーンに応募するなどしていると、前項でも述べたように「ポイントが買い物の目的」になり浪費へと繋がってしまいます。
そこで、自分が頻繁に利用するサービスや店舗に限定し、効率よくポイントを使うようにしてください。

ポイントの割合より実際の価格を重視

「この商品を買うとポイントアップ」「●円購入ごとに●%ポイント還元」などの言葉を聞くと、無条件にお得さを感じがちです。しかし、本当に必要かどうかは実際の価格を計算してから判断してほしいと思っています。
計算すると、案外わずかな割引にしかならなかったり、定価と大差なかったりということもよくあるのです。ポイント還元率の高さに惑わされないでくださいね。 

期限切れを恐れないで

また、ポイントには有効期限が付いていることも多いです。「来週までに使い切らないと!」と考えてしまうと、余計な買い物に繋がってしまいます。できるだけポイントは使い切りたいところですが、ポイントのために無理して買い物する必要は当然ありません。
たまにポイントを失効させたとしても「そのぶん無駄遣いをしなかったんだ」とポジティブに捉えれば、気分としても納得できるというものです。 

まとめ

日本人は世界の中でも珍しいくらいに“ポイント好き”らしく、それを楽しんでいる傾向が強いと聞きますが、同時にポイントシステムに振り回されがちな印象です。
そんな生活から抜け出すには、「シンプルな消費」を心がけることが一番の近道。本当に必要なものを購入し、ポイントはあくまで「おまけ」として考える。このような心構えを持つことで、余計なストレスや出費を減らすことにつながっていきます。ぜひ意識してみて。
 
(つづく)
 

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