そのプレゼンは無駄です。 プレゼンで人の心が動く瞬間は?
こんにちは。
英語x中国語x専門分野でのキャリアを目指す方を応援しているモリヨシナリです。
会社に勤めていると多くの方が、社内外においてプレゼンをする機会があると思います。
しかしながら、プレゼンをする側の意図に反して相手に聞き流されているプレゼンが数多く見受けられます。
今回はそんなプレゼンについてどんなポイントに注意して資料を作り、そしてプレゼンをすれば相手の行動を促すことができるのかを具体例もまじえて書いていきます。
・プロフィール
私の営業職時代の失敗談
「そのプレゼンは無駄です。」
これは私が以前、勤めていた会社の海外営業部での新人時代に言われた言葉です。
当時、顧客との打ち合わせの際、会社紹介と製品紹介をするように言われ何度か、そのプレゼンを行い、質疑応答にも対応しました。
自分では、新人ながら上手くやっているなと思っていたのですが、何度目かの会議の後、冒頭の「そのプレゼンは無駄です。」と言う言葉を直属の上司から言われました。
聞いた瞬間、ムカッとしたのですが、その後、理由を聞いて納得しました。
私は与えられた会社紹介と製品紹介と言うタスクをこなしているだけで、その目的を深く理解しておらず毎回、暗記した内容を同じように説明していただけだったのです。
会社紹介と製品紹介の目的は多くありますが、簡潔に言うと、会社紹介は、「顧客との信頼関係を構築し、自社の魅力を伝えることでビジネスチャンスを広げること」、そして、製品紹介は、「顧客の課題を解決し、製品の価値を理解してもらい購入へと繋げること」と言う目的があります。
会社紹介は、企業全体の魅力を伝え、信頼関係を築くための土台作り。
製品紹介は、具体的な製品の価値を伝え、顧客の購買意欲を高めるための具体的な行動への誘導です。
両者は密接に関連しており、最終的にはビジネスチャンスの拡大に繋がります。
私は、当時、内容を覚えるのが精一杯で、こういったプレゼンの目的を意識していませんでした。また、プレゼンの内容も”顧客”や”打ち合わせ目的”に応じてアピールするポイントや強調する内容をアレンジすることなく毎回同じプレゼンをしていたのです。
それからというものプレゼン資料の作り方から話し方、内容の組み立て方、心理学などプレゼンについて数十年以上学んでいます。
プレゼンスキルを身につけると人生のあらゆる場面で活かせます。様々なスピーチ、転職や昇進の際の面接、人に何かを教えたりする場合など本当に様々な状況下で使えます。私の場合ですと通訳案内士や英語講師の活動はまさにプレゼンの連続です。
私が新人時代にやっていたように、覚えた内容をただ単に説明するだけでは、プレゼンを聞いている人の心には刺さらず、心も動きません。
ただ単に説明すれば、ただ単に聞き流されて終わりです。実際に顧客からの反応は弱く引き合いもありませんでした。
人は心を動かすものが少しでもなければ行動を起こしません。
顧客の心が動かなければ、こちらが望むアクションも取ってもらえません。
こういったただ単にタスクをこなすだけのプレゼンは、特に数字(売上ノルマ)に直接関係してこない間接部門のプレゼンに多い傾向があります。
では、人の心を動かす為にはどのようなプレゼンをすれば良いのでしょうか?
人が行動を起こす瞬間というのは、”心理と行動のメカニズム”に関係しています。
人がプレゼンを聞き、行動に移す瞬間は、単に情報が伝わったというだけでなく、より深い心理が働いています。
プレゼンで人の心が動く瞬間: 人はどんな心理状態の時に行動を起こすのか? 7つのポイント
プレゼン資料を作成する際には、以下の7つのポイントを加味して内容を組み立てることが非常に重要になってきます。肝の部分です。
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