【ヨルシカ】「盗作」に爆弾魔が収録されている理由を考察
ヨルシカがついに「盗作」を発表しました。
アルバムのタイトルを最初見た時は「え!?ヨルシカが盗作?」などと一瞬動揺しましたが、まんまと引っかかりました。
実は本作では2ndミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」に収録されている「爆弾魔」も収録されています。この理由を考察してみました。
ヨルシカとは
2017年に結成した日本の男女2人(男性:n-buna(ナブナ:全楽曲の作詞,作曲,編曲担当&ギター),女性:suis(スイ:ボーカル))のロックバンドです。2019年の6月24日にメジャーデビューを果たしました。
ヨルシカの名前は1st ミニアルバム「夏草が邪魔をする」の収録曲である「雲と幽霊」の歌詞中に出てくる”夜しか(=ヨルシカ)”が由来です。
今やヨルシカは文学的なメロディ・歌詞で作られたヨルシカの世界観は多くのリスナーを虜にしています。日本を越えて「台湾」などでも高い人気を誇っています。
ヨルシカの魅力は女性ボーカルsuisさんの「伸びのある艶やかかつハスキーさも持ち合わせたハイトーンボイス」とn-bunaさんの「センスあるメロディライン(ピアノ・ギター・ベース・ドラム)」です。
さらに忘れてはいけないのが「独特な世界観」に溢れた歌詞です。音楽を聴きながら「小説」を読んでいるかのような気分におちいります。
絶妙に「歌・メロディ・歌詞」がうまく融合し、爆発的に”心地よいヨルシカの音楽”がうまれます。ぜひ「ヨルシカ沼」へ陥ってみましょう。
ヨルシカの新アルバム「盗作」とは
「盗作」はヨルシカの3rdアルバム(2020年7月29日発売)になります。2019年に発売された2ndアルバム「エルマ」から1年後の発売になります。
本アルバムのコンセプトは「音楽の盗作をする男」の「破壊衝動」を具現化した楽曲になります。
初回限定盤は小説「盗作」を含めた書籍型のパッケージになっています。小説には盗作家の男の独自インタビューや彼が出会った少年との交流が描かれている。
ヨルシカ「盗作」収録曲
01.音楽泥棒の自白
02.昼鳶
03.春ひさぎ
04.爆弾魔
05.青年期、空き巣
06.レプリカント
07.花人局
08.朱夏期、音楽泥棒
09.盗作
10.思想犯
11.逃亡
12.幼年期、思い出の中
13.夜行 アニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」挿入歌
14.花に亡霊 アニメ映画「泣きたい私は猫をかぶる」主題歌
「爆弾魔」が収録曲にいれた理由は「破壊衝動」がヒント
実は、新アルバム「盗作」にはデビュー前に発表された2ndミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」に収録されている「爆弾魔」も収録されています。
では、一体なぜこの「爆弾魔」が今回のアルバムに収録されたのでしょうか。
まずは「爆弾魔」の歌詞を見てみましょう
死んだ眼で爆弾片手に口を開く
さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ
泣いた顔で爆弾片手 夜が苦しい
安っぽいナイトショーの
ワンシーンみたいな夢が見たい
今日も出来ませんでした
今日もやれませんでした
青春の全部を爆破したい
君のことを歌にしたい
爆弾魔は要約すると
「過去に不満を抱えた恋に失敗した主人公が自暴自棄になり、もういっそのこと爆弾片手にいっそ街ごと吹き飛ばしてやる!」
ってストーリーです。これってまさに「破壊衝動」ですよね。そうです、本アルバムのコンセプトが「破壊衝動」なんです。
”あの時こうしておけば良かった” ”なんであの時・・”もう様々な過去の後悔に対して嫌になり、全てを投げ出したいという思いが全面にでています。
おそらく本アルバムのリード曲としても引き立ててくれることでしょう。
この歌詞とは裏腹に「疾走感溢れるメロディライン」がエモさをグンと引きたてています。
まとめ
「盗作」は従来の「ヨルシカ」のイメージを壊す「破壊衝動」でもありそうです。
というのも「春ひさぎ」が今までのヨルシカのイメージと異なっています。ロック感もあるものの「POP」でもあり、「JAZZ」感もどことなく感じます。
まだ私もアルバム全曲を聴いていないので、予想ですが、今までとは違った「ヨルシカ」を表現してくれることを楽しみにしています。
新アルバムの発売が待ち遠しいばかりですね。
こちらでも詳しく新アルバム「盗作」を紹介しています。
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