へっぽこ翻訳者のジュラ子です🥳
アメリカの巨大掲示板 reddit で見つけたおもしろい投稿を翻訳し、英語本文と解説つきで紹介しています🙋♀️
今日はr/dataisbeautifulスレに投稿されていた「Spotifyで最も稼いでいるアーティストTOP20」のグラフと、その反応を翻訳しました。→元スレはこちら
Spotifyで稼いでいるアーティストTOP20
(グラフ横軸:百万ドル)
1位:ドレイク
2位:バッド・バニー
3位:エド・シーラン
4位:ザ・ウィークエンド
5位:テイラー・スウィフト
6位:ジャスティン・ビーバー
7位:アリアナ・グランデ
8位:エミネム
9位:ポスト・マローン
10位:BTS
11位:J・バルヴィン
12位:カニエ・ウェスト
13位:ビリー・アイリッシュ
14位:ジュース・ワールド
15位:コールドプレイ
16位:デュア・リパ
17位:イマジン・ドラゴンズ
18位:XXXテンタシオン
19位:オズナ
20位:カリード
人気アーティスト20人がSpotifyで稼いでいる金額のグラフだよ
データのソースはここ(https://www.kaggle.com/datasets/adnananam/spotify-artist-stats)。ツールはPythonを使ったよ
これの集計期間って?全期間?
そうだよ!2022年9月17〜19の間に更新されたデータを使ってる
この「MM」っていうのは「お金いっぱい(million monies)」の略?
「MM」っていうのは百万単位であることを示す正式な方法だよ。
少なくとも金融の分野ではいつも使われてるね
🔎MMとは?
ラテン語の M には「1,000(千)」という意味があり、『MM』は 1,000 × 1,000 で、つまり「 1,000,000(百万)」という意味になります。金融や会計の分野でよく使われる表現です。(業界や媒体によっては百万を「M」とだけ書く場合もあります)
つまり……XXXテンタシオンは墓の中で俺以上に稼いでんの?!
ジュース・ワールドもだね
変わってるって言ってくれて良いけど、本気でその人らの名前を聞いたことないわ
エモやサウンドクラウドのラッパーで2015年〜2019年頃に若者に人気だった。
一方はドラッグの過剰摂取で死んで、もう一方は殺されたよ
🔎補足:
XXXテンタシオン、ジュース・ワールドは共にラッパーの名前。
XXXテンタシオンは2018年にフロリダで強盗に銃撃されて死去。ジュース・ワールドは2019年にドラッグのオーバードーズによって死去しています。
気の毒に。ラップは趣味じゃないしそれに自分はアメリカ人でもないし、だから彼ら(と、このリストの何人か)の名前に聞き覚えが全くないのかなって。
実際XXXテンタシオン自身はストリームで1ドルも稼いでないしね
死んだ人が金を「稼いでいる」のを見ると、いつも変な感じがする
どうかその金が無情なレコード会社なんかじゃなく家族の手に渡ってます様に
対照的だけど、僕のバンドは過去数年で8ドルのストリーミング収入があったよ
2025年には良いランチが食べられるね
このインフレ率じゃ無理
何回再生されたかって分かるもんなの?
Spotifyでは1再生当たり0.004ドルが支払われるから、つまり8ドルってことは2,000回再生だと思う
ああ、そんなもん。数年間でね。誰かが僕らの曲を動画のBGMで使ってくれたもんだから、主にそれが沢山再生されているお陰だよ。
もしファンキーなラテン・ジャズ・ロックが好きなら、Melocotónの『Perjuvian』っていうアルバムを探してみて:)
🔎補足:Spotifyで見つけました😳↓
ここに載ってる国の少なさは興味深いね。
アメリカ:12(プエルトリコ含む)
カナダ:3
イギリス:3
コロンビア:1
韓国:1
主に英語圏だね。中国やインドにも似た様なサービスがあるの?
中国は独自のストリーミングサービスがあるし、インドは公用語が22言語もあるせいでかなり細分化されちゃってるから
スペイン語圏はどうよ?
実質プエルコリコ人の3つがそれでしょ
J・バルヴィンはプエルトリコ人じゃないよ……
J・バルヴィンはコロンビア人で、あとオズナとバッドバニーがプエルトリコ人だね
Spotifyの利用状況が気になったから調べてみたけど、ヨーロッパと北米、それに中南米で年間利用者の80%を占めてたわ。
→リンク:Spotifyの収益と利用状況データ(2022年)
Spotifyがないなら、間違いなくアジアには似た様なサービスがあるんだと思う
少なくとも中国には、100万人以上に使われている音楽アプリが15個と、それに9種類のオンデマンド型のストリーミングサービスがあるっぽい。そのうち複数の「競合サービス」はテンセントの所有だね
→リンク:中国の巨大な音楽ストリーミング産業と、そのSpotifyとの違い
インド人の大多数はYouTubeを使ってるよ。
YouTube で一番ユーザ数が多いチャンネルが T-Series で、それに他のボリウッドのチャンネルもまた巨大なのにはちゃんと理由があるんだ
🔎T-seriesって?
インドの映画・音楽配信会社の「スーパー・カセッツ・インダストリーズ」のこと。2021年にはYouTubeチャンネル登録者数が史上初2億人になるなど、世界一登録者が多いYouTubeチャンネルとして知られている。
トップ6のうち3人がカナダ出身だぜ
トップ6のうち3人がトロント出身、ね
イマジン・ドラゴンがこれに載ってることが驚き。
まだ活躍してることも、こんなに人気なことも知らんかったわ
バッド・バニーっていうのを人生で初めて聞いた
私のパートナーは少なくともバッド・バニーの収益の20%を担ってると思う。そう感じてるだけかもしれないけど
今日学んだこと:バッド・バニーと呼ばれてるアーティストがいるらしい。バンドかグループ名なのかもしれんけど、とにかく何であれ。
ラテン系の世界で一番有名なアーティストだよ
【おしまい】
余談です🙋♀️
Spotifyのアーティスト別収益金額はサイトによって差があり、今日冒頭でご紹介したグラフではドレイクが1位で通算1億6千万ドル超となってますが、TopDollarというサイトによると、やはりドレイクが1位なものの通算5千万ドルということになっています。微妙に順位も違う模様🙄
このTopDollarの補足によると、どうやらSpotifyのトップアーティストが受け取れる収益はストリーム収益の50%らしいので、それが金額が乖離してる理由なのかな?
あと、本スレで何度も何度も何度も「誰?」扱いされてたバッド・バニー😭
バッド・バニーはプエルトリコ出身のラッパーです。スペイン語圏での人気は凄まじく、2021年にはSpotifyの再生数ランキングで世界一位にもなっています。
ちなみにこのBad Bunnyさん、2021年には日本にインスピレーションを受けて作ったYonaguniという曲をリリースしており、YouTubeの再生回数は7億回を超えています😳
(タイトルのヨナグニも、日本の最西端、与那国島のことです)
なぜ与那国島なのか?は
与那国島役場の方も分からないらしい……
でもバッドバニーさんのおかげで、「与那国島」の知名度がラテンアメリカで上昇したのは間違いない模様。
MVの中では、居酒屋で飲んだりポケモンGOのタトゥーを入れたり、漫画ナルトをイメージしてなのか「イタチになりたい」という歌詞が出てきたり、海外目線の日本が垣間見えて面白いです。
あと日本人的には、途中にはさまれる日本語ラップと萌え?アニメがシュール過ぎて笑いました😂ぜひMVご覧になってみてください
今日もここまで読んで下さって
ありがとうございました!
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