現代短歌 《「大好き」を伝えても》
飛行機で行くなら一時間とちょっと その距離がとても遠くに感じて
「大好き」を伝えてもまだ伝わらぬ この想いの先覗き込んでは
君と見たあの景色 汗 日差しの強さ 忘れることのできない時間
何もかも投げ出してすぐ会いたいと思う心にそっと蓋をする
あなたにはあなたにしかない時間とか色とか音とかあるのを知ってる
流れ星つかまえてもまたすり抜けて私のものとならない自由
この想い マーブル模様にとじこめて 今日の空色隠し味にして
無知でこそ大きく感じるときめきが博識でない私を殺す
「かわいい」が自分ための「かわいい」であり続けても良いのでしょうか
このリボン 蝶であるなら飛んでって あなたのもとへ届けと思う
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