現代短歌《現実を歩かぬ者は不要》
もみ消して逃げるだけなら楽だろう流れ流されて何処かいっちまえ
許すとか許さないとか無関係ただ自堕落で愚かなお前
苦しいかそうかそうだろう誰一人救えやしないぬるま湯のなか
投げ出して無かったことにすれば良いそれをお前は何度繰り返す
都合良く被害者面をしていれば逃れられると信じているのか
いつまでもそこから出ないでいれば良い安全な場所狭き檻の中
楽だろう仮面をかぶる人たちに餌与えられ宥められる日々
現実を歩かぬ者は不要だと突きつけられて泣いても無駄さ
名前すら今に忘れてしまうほど止まったままの時間生きる人
いくらでも描いて詠んで歌ってやるお前が朽ちて堕ちていくのを
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