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【エッセイ】

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【エッセイ】をまとめたものである。
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2023年4月の記事一覧

【エッセイ】騙すとは、稚拙を楽しむレトリック(誕生日前編)

【エッセイ】騙すとは、稚拙を楽しむレトリック(誕生日前編)

 読者諸君、ご機嫌よう。最近は書きたいことが山のようにあるが、時間と語彙力が今の私にはない。思考力と生命力は仕事に吸収され、辛うじて余った残滓で言葉と踊る。
 すると、偏見や間違いだらけの駄文ばかりが生み出される。だが、たとえ何かを間違えて糾弾されようとも、屁理屈と強弁で脱兎の如く言い逃れを敢行しよう。どうせ残滓で動いている頭はろくな事を考えないのだ。ならば逃げるしかない。私は喋る、されど育たず。

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【エッセイ】君への大巧は拙なるが若し(誕生日後編)

【エッセイ】君への大巧は拙なるが若し(誕生日後編)

 今ここに断言する。他に誇れる人生を一切送っていないと。誰もが憧憬の念を抱く人間とは、常に精神的向上、肉体的鍛錬、学問的精進を怠らない圧倒的覚悟を持った人間である。

 集中力の欠如と生半可な努力を引き連れて生きる私の廃れた人生に、褒められるべき点などは万に一つも無いのだ。暇さえあれば惰眠を貪り、時折目を覚ませばひたすらに米を貪る。貪るだけ貪った挙げ句、日が射さぬ埃だらけの部屋で誇りある自分を夢想

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【エッセイ】春

【エッセイ】春

 読者諸君、ご機嫌よう。外はすっかり春の装いだ。街を歩けば、温かい空気に惑わされた奇人が、大量に街を跳梁跋扈している。奇人たちは春の景色を賑やかす存在として勇躍中なのだ。

 試しに週末の代々木公園に足を踏み入れれば、不思議なことに辺りは一瞬で地獄絵図と化す。花吹雪と杯盤狼藉が入り乱れた風景はまこと不気味である。平生は経験し得ない黄泉の雰囲気を、諸君らも堪能してくると良い。

 私も負けじと近所の

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