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現場のストーリーで学ぶ、アジャイルプロダクトづくりを読み終えた

市谷さんの最新作の「アジャイルなプロダクトづくり」を読み終えたのでまとめてみました。

ストーリー仕立てになっており、読み進めるにあたり過去の経験なども振り返り刺さる部分が多かった。

読みやすくて3時間ほどで読み終えた!

アジャイルの勉強会に初参加して、アジャイルなプロダクトづくりの基調講演を聞き、より解像度が上がった。

本当は行く前にまとめるつもりだったけど、時間が取れず勉強会の内容も含みでまとめ直してみた。

勉強会に参加したことでより解像度が上がったのでよかった。

また、ハンガーフライトのワークショップに参加し発表もできたことでより頭が整理できた。

自分のハンガーフライト

やはり勉強会は自分から発信することを意識的にすることにしてる。アウトプットは、インプットの整理と資産になると思ってる。

自分は対話についての経験を話した。
これについては、別のnoteにまとめたいと思ってる。


ここから書籍の内容についてです。

まずこの本は、去年出版された「これまでの仕事 これからの仕事」の内容をストーリー仕立てにした形になってると読んでて感じました。

ストーリーではあるものの、ストーリーとストーリーで解説されてるため「これまでの仕事 これからの仕事」を読んでいなくても、理解できる内容になっています。

より理解が深めて読む場合は、「これまでの仕事 これからの仕事」を読んでおくと良いでしょう。

自分も 読み終えて本書を読みました。そのまとめ noteは先に投稿しました。

ストーリー仕立ては面白い

概念的なのを列挙するよりもストーリー仕立てになってると状況や背景などを想像しながら読めるので単純に面白くなる。

それは小説でも想像しながら読むと楽しいという感覚と同じです。

ビジネス書は実例混じりなところで解説は多いけど、フィクションに近い形のほうが個人的にたのしいと思う。

こういうのはプロダクトづくりとは呼ばない

この凍りつく一言でプロローグが始まる。

この本の主人公は笹目さんという入社5年目の人がストーリーの中心に物語が始まります。

このストーリーでアジャイルとはなにか。助言役として十二所さんという中途採用で入ってきて、チームをぶった斬っていきます。(ぶった斬りは個人的に大好き)
無口で物静かだけど、プロジェクトに対して確固たる信念を持っています。

このストーリーでは、よくあるチームでのMTGでおきるイベントで十二所さんがチームに変化を与えていきます。

コミュ障でも扱いにくいけど、こういう人は経験したチームにいたなと思う。

だから、そのとき起きた時にぶった斬った人を重ねて読んでた。笑

ぶった斬りで、外部のスクラムマスターが気づいたら退場してた

この最初のストーリーには、外部のスクラムマスターとして滑川さんという人物が登場してきます。

十二所さんが、最初に放ったなんちゃってスクラムやむやみな数値目標などスクラムマスターがいままで築いてきたものを全部ぶっ壊していくのが気持ちよかった。

型にハマりすぎてるところがある。

これがおれのやり方なんだというのは、少なからずチームにはいたなと感じた。

そこを仮設検証で効果や結果でみせていき、どんどんスクラムマスターが退場(ストーリー中から)していくのが気持ちよかった。実際にはそんな甘くはないのだけど。


だらだらと話す長楽さん

第二部ストーリーで登場する長楽さんがだらだらと説明してて、どこが背景か仮設なのかわからないという問題。

プレゼンするということは、相手に理解してもらうために不要な情報を削り、よりシンプルにして本当に伝えたいことに絞ることだ。

以前ダラダラと長ーい話を6時間近くしてたMTGを思い出した。

結局情報が多いということは論点がばらつく。
聞き手が何について話してるのかわからなくなる。
テーマを具体的にして話を広げすぎず伝えることが大切だなと思ってる。

本書では仮説キャンバスとして一枚で伝えるのをあげていた。

仮説と検証を伝える時にキャンバスでまとめられてると聞き手にも伝わりやすい。

やはり一枚でまとめられると全体が俯瞰できる。
ストーリーのようで論点がしやすいのが良いと思った。

プロダクトの仮説以外でも使えると思う。相手に伝える場合のときには有効かと思ったので意識的にフォーマットにしておきたい。

まとめ

全体を通して、フィンガー3だったりインセプションデッキが機能していないなど、現場を思い出すと確かにあったなと思うことがたくさんありました。

「これまでの仕事 これからの仕事」と「アジャイルなプロダクトづくり」を一緒に読むことで、ストーリーの部分が楽しく読めました!

アジャイルという文脈があまりないという点もあり、深くアジャイルを理解していなくても読みやすい本になっていると感じました。
チーム開発やプロダクト開発するときのヒントがたくさん得られます。

市谷さんの文章は読みやすいので、ぜひ周りのチームに読んでもらいたいなと思う一冊でした!👍️


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