『マリー・ローランサンとモード』展レポ①
はじめに
まるで私に「美術館にでも行って来たら?」とでも言わんばかりに澄み渡る青空。
チケットケースから勝手に抽選会を開催し、以前から気になっていた『マリー・ローランサンとモード』を引きつけた。
一等賞を得たことで、1日のスタートがちょっと良くなった気がした。
その日はちょうど講演会が開催されていた。
美術館のイベントは一度も参加したことがなかったものの、主役のマリー・ローランサンとココ・シャネルとの関係性など専門家からお伺いできるとのことで講演会を優先することに。
講演会への参加
タイトルは「1920年代モダンガールとパリモード」。
モダンガール(略してモガ)と聞いて真っ先に浮かんだのはマチルダのようなショートカットに、膝丈スカートのコーディネート。
日本のモガはちょっと違う。
今でいうボブに着物という、想像するだけで雰囲気が伝わってくる格好。
当時のポイントとなるファッションアイテムは帽子だったそう。
ガブリエル・シャネルも帽子屋から服飾に携わり始めた背景にはこういった流行があるのか。
ローランサンの作品でも帽子を被った女性がモデルとして描かれていることからも、
ことがわかります。
マリー・ローランさんとは
さて、本展の主役マリー・ローランサンは1883年にパリで生まれたそう。
幼少期から絵を描くことが好きだったようで、ピカソや詩人のアポリネールらとの出会いが画家としての地位を確立するきっかけになったらしい。
ガブリエル(ココ)・シャネルもローランサンと同じ年に生まれたそう。
今となっては世界中の誰もが一度は耳にしたことがあるシャネルですが、当時はローランサンの方が活躍していたのだとか。
(シャネルが頭角を現し始めたのはポール・ポワレが服飾のデザインから手を引いてから。)
そういうこともあったためか、2人の仲は悪かったそうなんです。
下の作品はローランサンがシャネルを描いたもの。
シャネルはこの作品を見て「か弱そうなイメージが自分とは合わない」と受け取りを拒否。
ローランサンも「田舎娘(=シャネル)にはこの作品の良さがわからない」と応戦。
作風からも読み取れるように、ローランサンがくすみやパステル、なめらかな曲線といった女性らしさを取り入れているのに対し、シャネルは色彩よりも機能性を重視しているようで、根本的な考え方が全く異なってるんですね。
なるほど、これは気が合わないわけだ(笑)
と、講演会で予備知識をどっぷり仕入れてから本展へ。
本展の公式HPはこちら(6月11日まで京都市京セラ美術館で開催中です)
https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20230416-20230611#tab_cont04
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