ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣
●感想
習慣に関する本を読むのは2冊目なのですが、なかなか説得力があります。冒頭の、1%の改善を繰り返すことで賞レースを総なめにしたイギリス自転車チームの話で、がっつり心を掴まれます。
著者のページでいろいろ習慣に関するテンプレートもダウンロードできるようですし、ノウハウを実践しやすい本だと思います。(多分サイトは英語)
習慣の本としてなかなかおすすめできるのではないでしょうか。
●学びのアウトプット
[1] 最終目標は忘れて1つの習慣に専念する
TOEIC900点を取るという最終目標を設定しても続かない。
例えば毎日英語の本を5分読むという習慣で良い。それを実現していけば結果的にTOEICのスコアが上がることになる。大きなゴールは忘れる。
[2] アイデンティティを変える
毎日ジョギングするでは続かない。
「自分はジョギングが好き」と決める→毎日1分でもジョギングすることでそれを証明するエビデンスを積み上げ自信をつける→アイデンティティが本当に変わり習慣となる。
[3] 悪い習慣をするときは声に出して自問自答する
無意識にチョコを食べるなどの悪習慣を断つために、意識的に声に出したり、ジェスチャーをしたりして、悪習慣を無理矢理意識する。
チェコの袋に手を伸ばしたら「これを食べたら太るけど良いのか?」と自問自答する。
[4] 今ある習慣と新しい習慣をつなげる
今行っているある習慣が終わった直後という条件をきっかけに設定すれば、新しい習慣を始めやすい。
例:晩御飯を食べたら(今ある習慣)、すぐ歯を磨く(新しい習慣)
[5] 悪い習慣はシステムで排除する
テレビを見過ぎる場合はリモコンの電池を抜いておく、お菓子を食べ過ぎる場合はそもそも買わない、Netflixを見過ぎる場合は解約する、Youtubeアプリを削除する。気合と根性で自制するは続かない。システムで対応する。
[6] 新しい習慣(やりたくないタスク)とやりたいことをセットにする
ジムでランニングマシーンをしているときだけスマホで動画を見るなど、やりたいことを抱き合わせてモチベーションを上げる。
私は移動中と皿洗い中だけ「Radiko」「Voicy」「Audible」のアプリをOKとしています。
[7] 良い習慣は極限にやりやすく
体重の記録を習慣にしたいのなら、体重計を無線対応にして、自動でスマホアプリに記録するようにするなど。私は朝一で筋トレをしているのですが、寝る前にヨガマットを引いて準備するようにしました。
[8] まずは習慣化に徹して質は求めない
最初から毎日2時間勉強するでは続かない。まずは毎日2分で良いので勉強するようにして習慣を作る。習慣の質はそのあとで改善する。
[9] 連続して2回はサボらない
連続して2回サボると続かなくなる。内容を簡易化して良いので、だるくても2回目は無理してやるようにする。