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双極症で「ずっと薬を飲むことについて」（加藤忠史先生のホームページより）②
「双極性障害でリチウムを続ける、といっても、高血圧で降圧剤を飲み続けるのと一緒」
よく言われるこの例えについてですが、
「高血圧には精神症状的なことはないので、双極症とは違うのでは？」
とずっと思っていました。高血圧治療を長く続けている親族のことを思い返すと、似ている点もあるのだなと思いました。
・病気にかかってしまったというショック、怒り、否定、落ち込み
・将来を悲観する気持ち
・入院が必要で仕事を続けられなくなることも
・体に障害が残ることも
・行動の制限
ここから、
◆病気を認められない
◆自分の将来が病気のために失われたように思う
◆そこからなかなか立ち直れないこと
など、かなり近い感じがしました。
双極症によくある「浪費」などは高血圧の人にはないと思うので、その点は違うと思うのですが、「病気になって一生薬を飲んで過ごす」その心のうちは思ったより共通点があるなぁと思っています。