【学タブ】学校のタブレットの現状を小学生が語ります。
はじめまして。
小中学校でタブレットが支給されてからしばらくが経ちました。
学校というものは社会、いや、生態系の縮図で、外部から何か新しいものが入ると人間たちは適応してゆきます。
実際に体験した変化をお見せしたいと思い、この記事を書いています。
1. タブレットが加わる
最初に起こったことはタブレットが加わったことです。
はじめ、皆は怪訝な顔をしながら舐め回すように見ていましたが、技術があるはずもなく、自撮りをする程度でした。
一方、学校も技術がなく、黒板に書かれた時間割をタブレットで写真を撮り、家で見る程度のことしかできませんでした。
1学期〜1年後あたりに、TeamsやGoogle Classroomなどの機能を使うようになります。
ログインなどで手間取ったことをよく覚えています。
2. 機能を使って遊び始める
TeamsやGoogle Classroomなどの機能には遊び目的で実装されていなくとも、遊べるようなものがあります。
例えば、投稿に対してのリアクションを絵文字でできる、という機能があるのですが、そのリアクションで滑稽な絵文字(🤪、🖕など)を表示する人たちが生まれます。
先生がリアクションをするたびに通知がいく設定にしたため、随分とうるさかったそうで、度々禁止されていました。
3. 検索をするようになる
しばらくすると、検索が解禁されます。(その前からやっている人たちも居ました)
授業中での調べ学習を目的としても、やはり、別のことを調べ始めます。
特に、「推し」の画像を調べて、ひたすらに保存する人たちが多かったです。
4. 規制が入る Ⅰ
先生たちがこのような事態を許すはずもなく、次々に規制が入ります。
インターネット閲覧の制限がかかっているのは元からですが、より厳しくなったりしました。
また、休み時間の時のタブレットの使用の規制などの制限が次々に加わっていきました。
5. 妥協点を探しだす
子どもたちはゲームをしたい。大人は許さない。
すると、妥協点を探すようになります。
結論から言うと、妥協点は「寿司打」でした。
ゲームではあるけれど、タイピングの練習になるため、学習にもなる。
究極ですね。
ちなみに、筆者ははじめの頃はタイピングが早かったのですが、皆練習するようになり、忽ち抜かされました。
6. 規制が入る Ⅱ
「寿司打」というゲームが許可されると、皆夢中になります。
すると、夜までやり続ける子が出てきます。
当然、健康に悪いですし、「俺、夜の1時までタブレットいじるんだ〜」と自慢されると、何自慢だよ、と思ってしまいます。
それを聞きつけた先生は22時までしか使えなくしました。
7. いたちごっこ
寿司打に飽きた人たちは制限されていないゲームを探そうと貪欲になります。
ただ、ゲームを見つけても、先生は閲覧履歴を掌握しているので、規制をすることができます。
すると、新しいゲームを探して…と無限に続きます。
8. Scratch
そんな中で、規制されずにゲームをできる方法を見つけた人がいました。
「Scratch」というガキどものたまり場です。
タイピングゲームだけは許可されていたので、scratchでタイピングをしているように装い、他のゲームをしていた子が大半でした。
9. 規制をすり抜ける Ⅰ
Scratchに人が集まる、ゲームを欲している。
合わさるとどうなるかわかりますよね?
Scratchを規制されていないウェブサイトの共有板となるわけです。
実際に調べてみましょう。
こういう状況です。
もともとScratchの民度が終わっているというのもありますが、悲惨な状況です。
10. 規制をすり抜ける Ⅱ
このように、規制をすり抜ける方法を共有するための掲示板と化してしまったScratchですが、規制をすり抜けることでできる「YouTube」の方でも被害は広まっています。
キッズの巣窟ですね。
11. 規制が入る Ⅲ
ただ、先生のほうが一枚上手だったようで、この方法が規制されたりした学校もあるようです。
しかし、需要があれば、供給もある。
いずれまた出てきます。
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