初心者必見。株式投資の仕組みとその魅力。
皆さんこんにちは!
今回は「不動産投資」ではなく、同じく資産形成方法のひとつである「株式投資」についてご紹介いたします。初級者の方に絞った内容でお送りしますので、株についてはさっぱり分からないという方から、なんとなくしか分かっていない方などにご覧いただければと思います!
株式投資とは
まず株式投資とは、株式会社の発行する「株式」を売買して、配当金などの利益を狙うことです。
その「株式」とは、会社の所有権の一部で、株式会社へ資金を提供した投資家に対して発行されるものです。つまり投資家は資金を出すことで「企業のオーナーの1人」になれるわけです。
証券取引所の存在
そして、株は企業が発行するものですが、だからといってその企業と直接売買するわけではありません。
株は、一般的に、証券取引所(株式市場)で売買が行われています。
日本には100万社以上の株式会社が存在しますが、証券取引所では財務状況や経営状態など一定の基準を満たす約4,000社の株が売買されています。
この証券取引所での売買を認めてもらうことを「上場」といいます。証券取引所に上場することで、資金を調達しやすくなったり、企業の信用が高まるなどのメリットを得られるため、多くの企業が上場を目指しています。
このように、上場している株は証券取引所で売買されていますが、気に入った企業の株を買おうと証券取引所に行っても、直接購入することはできません。
証券取引所では取引参加者資格を持つ金融商品取引業者しか売買できないため、取引参加者である証券会社が窓口となって、株の売買が行われます。そのため、株を買いたいと思ったら、証券会社を通じて購入することになります。また、持っている株を売る時も同様に証券会社を通じて売却することになります。
現在、全国には4ヶ所の証券取引所があり、企業によって上場している市場が異なります。
上場するためには各取引所での審査を通過しなければなりませんが、最も上場するのが難しいとされているのがプライム市場です。
以下が各取引所の市場の種類です。
【東京証券取引所】
プライム: 1,837社
スタンダード: 1,460社
グロース: 469社
Tokyo Pro Market: 55社
【名古屋証券取引所】
プレミア: 181社
メイン: 82社
ネクスト: 15社
【札幌証券取引所】
市場部: 47社
アンビシャス(新興): 9社
【福岡証券取引所】
市場部: 89社
Q-Board(新興): 18社
利益の種類
株の利益には
値上がり益
配当金
株主優待
があります。
「値上がり益」を特に狙う投資家もいれば、「配当金」や「株主優待」を目的とする投資家もいます。
どのような利益を狙うかによって、選ぶべき株は変わります。
株による代表的な利益は「値上がり益」です。「キャピタルゲイン」とも呼ばれ、安いときに買い、高いときに売ることで利益を出します。
この株価は需要と供給によって変動します。
ある企業が魅力的な事業を行っていたり、業績が好調だったりすると、その企業の株をほしいと思う人が増え、株価が上がります。逆に業績が悪化したり、不祥事が起こったりすると、安くても株を手放したい人が増え、株価が下がります。
例えば株価3,000円の株を100株購入した場合、投資金額は30万円です。
その後、株価が5,000円に値上がりしたときに売却すれば、20万円の値上がり益を得られます。
一方、株価が2,000円に値下がりしたときに売却すれば、10万円の損失です。
値上がり益は株の醍醐味の一つですが、決して簡単に得られるものではありません。特に短期的な株価の動きを読んで投資する方法は難しいとされ、日中に本業がある人には適しません。
値上がり益を狙うのであれば、中長期でゆっくり投資するほうがよいでしょう。長い目で投資することで目先の株価変動に惑わされにくくなり、企業の本質的な価値を把握しやすくなります。
配当について
特定の日に株を保有していると、配当を受け取れます。
「配当」とは、株主に対して保有株数に応じて分配される金銭のことです。これは企業の判断で支払われ、配当金を出す企業と出さない企業があります。
また、配当金は株を購入すれば必ず受け取れるものではなく、企業が定める権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。
権利確定日は決算に合わせて設定されており、日本では本決算と中間決算に合わせて年に1回または2回配当金を支払う企業が多いです。
株主名簿に株主として掲載されるためには、権利確定日の2営業日前である権利付最終日までに株を購入し、取引時間の終了を迎える必要があります。
権利付最終日を過ぎると、翌日の権利落ち日に株を売っても配当金を受け取れます。
株主優待について
株主優待とは、企業が株主に対し、保有株数に応じて自社の商品やサービス、商品券などを提供する優待制度のことです。
株主優待制度がある企業とない企業があり、一般消費者を対象に事業を展開する企業は株主優待制度を導入しているところが多いです。
株主優待を受け取るためには、その企業が定める株主優待の割当日に株主になっている必要があります。
配当金の権利確定日と株主優待の割当日は同じであることが多いですが、異なる場合もあるため注意が必要です。
企業によっては株主に株を長期保有してもらうために、半年以上保有する場合に株主優待を提供したり、保有年数によって株主優待の内容をグレードアップさせたりするところもあります。
株主優待は直接的な利益ではありませんが、よく購入する商品やよく利用するサービスがお得になる可能性があるため、気になる会社があればホームページなどで確認してみましょう。
株式投資の魅力
ここまでは株式投資の概要について説明してまいりました。ここからはその株式投資の魅力についてご紹介します。
株式投資の魅力は、大きく分けて3つございます。
値上がり益と配当金で利益を得る
株主優待で生活が楽しくなる
世の中を見る視野が広がる
値上がり益と配当金で利益を得る
株式投資と聞いて、値上がり益や配当金を得られる仕組みを魅力に感じる人は多いでしょう。
配当金は定期収入であり、高配当株を買い増していけば、受け取れる配当金も少しずつ増えていきます。受け取った配当金は、他の株に投資する資金に回すこともできます。
ただし、それなりの金額の配当金を受け取るためには、投資金額を増やす必要があります。
配当金は魅力ですが、多額の資金を投資できない場合は値上がり益を重視するとよいでしょう。
株主優待で生活が豊かになる
株主優待には値上がり益や配当金とは違った魅力があり、株式投資を行っている人の3〜4割の方が株主優待を目的としていると言われています。
株主優待にはさまざまな種類があり、商品をもらったりサービスを利用できたりするとちょっと得した気分になれますね。
世の中を見る視野が広がる
株式投資の魅力は資産が増えたり、株主優待をもらえたりすることだけではありません。
世の中を見る視野が広がることも、株式投資の魅力です。
株式投資を行っていると上場企業に目が向くようになり、世間で流行っている商品やサービスを提供している企業が上場しているかどうか気になるようになります。
街を歩くだけでも、多くの上場企業を目にします。回転寿司のスシローや航空会社のANA、スーパーのライフ、ジムのエニタイムフィットネスなど、少し意識するだけで多くの上場企業を見つけられるはずです。
普段は消費者の立場ですが、投資の視点を持つと世の中の見え方が変わり、商品・サービスの流行や人気、価格、店舗の増減など身の回りの変化に目が向くようになります。
同じものを見ても捉え方が変わるのです。
株式投資は何らかの利益を得るために行うものですが、それは金銭に換算できるものだけではありません。新しい視点で世の中を見られるようになることも、株式投資の大きな魅力といえるでしょう。
最後に
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。いかがでしたでしょうか。
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