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焦りからくる不安に打ち勝つには
「この先、うまくやっていけるのだろうか」
「失敗したら、どうにかなってしまうのだろうか」
入社して1ヶ月。仕事のことで不安で不安で仕方がありませんでした。空いている時間はテレビを見たりスマホをいじったり、嫌なことを忘れようと必死。今悩んだって解決しないのに、そのことばかり考えていました。
でもふと足元のことではなく、これからずっと先のこと、10年先のことを考えていたら、今悩んでいることがこの先ずっと影響することなのか疑問に感じてきました。そして、絶対に響かないだろう、とも。
そしたら、今悩んでることってなんのために悩んでいるの?と、すごくちっぽけなことに感じてきたわけです。
では、なぜこんなにも不安になっていたのか。長い目で見始めたら、その不安は無くなったのか。
それは「焦り」からきた不安だったからだと思います。
これができなかったら、評価が下がるのか。
会社の人を困らせてしまうのか。
自分には何もできないのか。。。
評価は、たしかに目先の評価には響くかもしれないけど、長い目で見たら全く響かない。むしろプラスに響いているかもしれない。
まだ入社して1ヶ月。それなのに、自分には何もできないことで悩んでるって図々しくありません?そんなの当たり前ですよね。
「焦り」って冷静に考えればどうってことないことも、すごく恐ろしいことに変えてしまう気がしています。まさに、さっきまでがそうだったから。
点だけをみて、今の自分と理想の自分を重ねてしまっているからです。そりゃギャップはありまくりですよね。そのギャップをみてさらに焦る、負のループに突入します。
わたしはこの「焦り」で、自分を苦しめていることが多いようです。4月からの仕事にかかわらず、内定者時代のインターンや、学生時代の部活でも同じような不安を持ったことがあるからです。
そのときに共通して起こっていることが、「できない自分」への否定でした。「できる自分」との比較で起こっています。そしてこの「できる自分」は、先輩や同期から形成されている理想像となっていました。
ここで間違っていることは2つあって、1つ目はできる自分とできない自分を、今という点だけを見て比較していること(未来のできるようになる自分が混ざっている)、2つ目はできる自分を周りの人たちから形成していること。
1つ目の解決策は、見方を変えようとなるので割愛しますが、2つ目の解決策は「自分だからこその理想像」を見つける必要があると思っています。
でもこれって、もちろん経験したことがないからわかるわけがない。だから、周りにいる人から形成する自体は間違っていないというか、仕方のないことだと思います。じゃあ、そこから「自分だからこその理想像」にどうやって変えるのか。
それは、「仕事と関係のない人に出会うこと、関係のないものに触れること」だと思います。
というのも、今回のわたしのふとした気づきは、偶然ではなく、出掛けたり、映画を見たことで、見つけることができました。
金曜ロードショーで「魔女の宅急便」をみて、キキが魔法で飛べなくて悩んでいる時に「何度も飛んでみるしかない。それでもダメだったら遠くへお散歩しよう」と言ってたり、林修のテレビで「失敗しても死ぬことはない」とゲストが言ってたり。
何気ないシーンかもしれないけど、無意識のうちにアンテナを張っていたので、しみるものがありました。
理想像、というのはある意味、=答え、になるかと思いますが、それが簡単にわかっていては苦労はしません。悩みとかって、自分の中で原因がわからないから解決しないんですよね。これが原因かもしれない、は大抵の場合間違っています。
つまり、外の人に聞いてみることでしか、解決しない。であれば、聞けるなら聞いたらいいし、一見関係のないような外のものに触れてみたらいいと思うんです。
真面目な人ほど休みの日や空いてる時間に、仕事に関する本や記事を読んだり、覚えたことの復習をしないといけない、と考えがちではありませんか。
これらをやることは素晴らしいことなので、やっていいに越したことはないのですが、べき論で動いているのならそれは違うかもしれません。わたしはやりがちです。
多分、その小さな枠組みの中で動いていても答えは見つからなくて、むしろ枠から出るようなことをした方がいい。関係のないことをすることは、全く無駄なことではないんです。
と、偉そうなことを言っていますが、わたしもこの先不安になることは必ずあります。そして焦ります。そしたら、視野が狭くなっている信号なので、時間軸を長く見たり、今見ている範囲を広げることが不安解消に近づくような気がしています。
そして、こういった考え方や理想像などの記憶は、忘れてしまうものなので、noteに書いたり記録することが大事ですね。
そんなことを考える、ゴールデンウィーク3日目の夜でした