和の美しさを醸すペティナイフ「ゆり」
こんにちは。リアルジャパンプロジェクト非公式note第2回目になります。
リアルジャパンプロジェクト河内宏仁です。
今回は、岐阜県・志津刃物製作所のペティナイフにスポットを当てた記事をお送りしたいと思います。
志津刃物製作所で「和食を楽しむお手入れしやすい包丁」としてつくられている「ゆり」シリーズ。
三徳包丁、菜切包丁、ペティナイフの3種類ラインナップがありますが、今回は台所に一つあると重宝する「ペティナイフ」をご紹介します。
「ゆり」のペティナイフは白木のようなハンドルと、可能な限り薄く仕上げられたブレードで、女性が使うことを意識してデザインされています。
和の繊細な雰囲気を漂わせた美しい包丁は見ているだけで惚れ惚れします。
美しさ、切れ味、握り心地、扱いやすさ、どれも素晴らしい包丁です。
【女性への思いやり】
・ブレードはステンレス
お手入れのしやすさを考えて、ブレードの両側は錆びにくいステンレス、芯材は切れ味が長続きするモリブデンバナジウムステンレス鋼を使用した三層鋼となっています。
・お手入れへの気配り
水に強くするための口金が設けられていて、ハンドルとブレードの間に侵入する水を防いでくれるので、水気をしっかりきることができます。
・ふわっと軽いやさしい持ち心地
可能な限り薄く仕上げられたブレードのおかげでとても軽く、長い時間使っても疲れにくい仕上がりになっています。重たい包丁は、意外と負担が大きいですよね。
ハンドルからは優しい木のぬくもりも感じられて、とても心地よいです。
・ペティナイフの魅力
ペティナイフの最大の魅力はそのサイズ感
小さいながらも、切れ味バツグンでとても使い勝手がよい包丁です。
ハンドル部分は普通の包丁と同じ様式(大きさ)で作られているため、しっかり握って力を込めて使うことができます。刃の幅も広く、まな板の上で使っても指がまな板に当たることはありません。小さな三徳包丁として大活躍してくれます。
特におすすめなのは、朝の台所。朝ごはんの支度に、お弁当作り。忙しい朝の台所は、たくさんの道具や食材が所狭しと散らかります。そういう時、大きなまな板を出して調理するのは、とても大変です。
そこでペティナイフの出番です。ペティナイフは小さなカッテイングボードでも、小皿の上でも使える丁度良いサイズ。お弁当サイズのおかず達をぱぱっとカット。
慌てて作る、たこさんウィンナーだってばっちりです。
小さなスペースで調理できる。忙しい朝の味方です。
【和の雰囲気に刺激されて】
その佇まいから、和食を調理してみたくなる「ゆり」シリーズ。ペティナイフの魅力を存分に楽しめる一品と甘味をつくってみました。
*薬味を食べる鰹のたたき*
薬味をたっぷり載せた“鰹のたたき”。ネギや茗荷、大葉やかいわれなどなど。好みの薬味をたくさん用意して下ごしらえを始めます。ペティナイフは細かい作業もお手の物。よく切れる包丁は素材を潰さずに切ることが出来るので、玉ねぎで涙を流すこともありません。ストレスなく薬味を切っていけば、たくさんの薬味切りもあっという間に終わって下ごしらえの完了です。
お気に入りの器に鰹を並べて、薬味をどさっと載せたら、胡麻を振ってポン酢をかけて、、、。この上ないご馳走の出来上がりです。あまりにも気持ちよく切れるので、いつもより多めに薬味を用意してしまいました。
*果実たっぷり蜜豆*
和の甘味作り。バナナ、ぶどう、イチゴ。たくさんの果物と手作り寒天で蜜豆を作りました。バットから取り出した寒天をカットする際にも、先端が鋭いペティナイフは最適です。
小粒な果物もリズム良くカットして、寒天と一緒に器に盛れば果物たっぷり蜜豆の完成です。お豆を散らして、たっぷり黒蜜をかけて頂きます。
【お手入れ方法】
ステンレス製の包丁ですが、水気は禁物です。使い終わったらきちんと水分を拭き取って片づけましょう。特に、ハンドル部分の積層材は無塗装で、コーテングが施されていないので、使用後にきちんと水分をぬぐわないと黒ずみが発生することがあります。長く愛用するために、少しだけ気をつけましょう。
とは言え、湿気の多い日本では、木製の台所道具の黒ずみを防ぐことは容易ではありません。
もし、ハンドル部分が黒ずんで来てしまったら、口金付近は避けて、細目の紙やすりで軽く擦ってみましょう。綺麗に戻ります。
【大切な人へ】
日本では古くから「災いを断ち切る」「未来を切り開く」という意味を込めて刃物を贈ることは縁起が良いとされてきました。
志津刃物製作所の包丁「ゆり」を大切な人へ贈ってみてはいかがでしょうか。
美しい桐箱におさめられた包丁は特別な贈り物として、喜ばれること間違いありません。
新たな門出やお祝いに、自信をもって贈ることができる包丁だと思います。
まとめ
美しい道具にはそれぞれ、醸し出される雰囲気があります。
和食を楽しむ包丁「ゆり」は、その名のとおり、和食を作ってみたくなるから不思議です。
切れ味や使い心地、お手入れのしやすさなど、包丁としての機能も素晴らしいうえに、引き付けられるその美しいデザイン、手に取って食材を切ってみたいと思わせる魅力が詰まっています。
包丁は台所の風景を彩る大事な道具です。
毎日向き合う台所に、雰囲気ある美しい包丁を加えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんからの道具の使い方などぜひ教えてください。
また作り手に聞いてみたい質問などがございましたら、ぜひ投稿ください。
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spacial thanks:@qillilly
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