▶︎Vol.9 「ワークプレイス」から『LaaS』へ
前回、SaaSの有用性について記述しましたが、SaaSが急速に普及している背景を考えると「SaaSという『言葉のトレンド力』の影響も大きのではないか?」と感じます。
「〜aaS」という言葉はSaaS以外にも、、
・MaaS:Mobility as a Service
・PaaS:Platform as a Service
などなど、無理矢理感のあるものも含め多数存在しています。
これは、「〜 as a Service」という表現が一種のトレンドワードになっている事が背景にあります。
であれば、、
リモートワークと各種オフィスを最大活用したワークプレイス関連サービスの総称を『LaaS:Location as a Service(サービスとしての「場」)』に変えてトレンドワード化してしまうことで、よりイノベーションを起こしやすい環境や風潮を作れるのではないか?!と先日思い付きました。笑
オフィスやレンタルオフィス、コワーキングスペースやワークプレイスとして提供されている数多くの『場(不動産)』が月額課金のサブスクリプションモデル(初期投資の有無はありますが)であることや、リモートワークを実現するバックグラウンドインフラがインターネットとクラウドであることも、他の「〜 as a Service」とほぼ一緒です。
そして何より、、
呼び方が変われば、イメージも変わり、、
旧来の常識や在り方に捉われない新しい発想の元で、普及〜活用が実現するのではないでしょうか?
最近、メディアでよく目にする文言、、
・コミュニケーション活性化のためにオフィスへ。
( ≒ コミュニケーションコストを下げるために〜)
・エンゲージメントを高めるためにオフィスへ。
これらは少し論点がズレているように感じます。。
少子高齢化による就労人口減少とライフスタイルの多様化によって、就労環境のイノベーションは必須です。
そうした状況の中で『オフィスありき』の提言には大きな疑問を感じます。
もちろん「リモートワークが万能」とか「オフィスワークが前時代的」ということではなく、ワーカー個々の生産性と就労満足度を最大限に高めようとするならば「集中と選択」が可能なプラットフォームに改革していくことが本質的なワークプレイスイノベーションだと考えます。
以前ご紹介した上図も、『LaaS相関図』ということになりますね。
ちなみに、、
実は「LaaS」という言葉は、既に ”Logistics as a Service”として国土交通省が物流の将来ビジョンとして発表している既出のワードなのですが、アルファベットは26文字しかないので「被るのは想定の範囲内!」です。笑
突然の、勝手な提言ですが、、
『 LaaS (Location as a Service) 』 を
(国交省とは別に)広めていけるように頑張ります!!
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
記事の一部でも皆様の参考になれば幸いです。
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