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『オフィス』というツールを考える。

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#Workaslife

▶︎Vol.9 「ワークプレイス」から『LaaS』へ

前回、SaaSの有用性について記述しましたが、SaaSが急速に普及している背景を考えると「SaaSという『言葉のトレンド力』の影響も大きのではないか?」と感じます。 「〜aaS」という言葉はSaaS以外にも、、 ・MaaS:Mobility as a Service ・PaaS:Platform as a Service       などなど、無理矢理感のあるものも含め多数存在しています。 これは、「〜 as a Service」という表現が一種のトレンドワードになってい

▶︎Vol.8 『SaaS』という新しいインフラ

「SaaS(サース:Software as a Service)」は、旧来パッケージとして提供されてきたソフトウェアをインターネット(クラウド)経由で提供・利用するビジネスモデルです。 最近のSaaSの広がりは、ご存知の方も多いのではないでしょうか? グループウェアのサイボウズさん 顧客管理や営業支援などのSalesforceさん 名刺管理のsansanさん 会計ソフトのFreeeさんや、「楽々精算」などを提供するラクスさん また、オンライン会議で爆発的に普及したZoom

▶︎Vol.7 「職住近接」 と "Work as Life" 【後編】

※前回の続きになります。前編はコチラから。 前回、職住近接をワークプレイス設計に盛り込むことで、ワーカーの働き方の選択肢が広がり、ワークエンゲージメントの向上や離職率低下による人材確保が可能である事、マネジメント上のリスクやコストについても戦略的に検討していく余地が非常に大きいことに触れました。 後編では、更に別の角度からもその可能性に触れていきたいと思います。 私は、職住近接が活発に活用されていくことの効用に『地方創生』もあるように感じています。 というのも、ワーカ

▶︎Vol.6 「職住近接」 と "Work as Life" 【前編】

職住近接という言葉は、文字通り「職場と住居が近い」という意味です。 国土交通省が推奨しており、長時間通勤から開放されることによってゆとりある生活を実現することを指しています。 「首都圏ワーカー一極集中」によって、首都圏3県(神奈川県、千葉県、埼玉県)の平均通勤時間は片道50分を越え、住宅メーカーと鉄道会社による都市計画によって更に遠方から通勤するワーカーも増えています。 「首都圏に移住し、低金利の住宅ローンでマンションを購入して毎日往復2時間近くかけて通勤する」 こうし