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Roland JC-120の使い方

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JC-120の考え方を踏まえた使い方。その3(完結編)

JC-120の考え方を踏まえた使い方。その3(完結編)

前々回の「その1」ではJC-120の許容入力の広さへの対応、そして「その2」ではEQツマミの効き方と再生範囲の広さを理解した上での考え方をお話ししました。まだ読まれてない方は是非目を通して頂いてからこの「その3」を読んで頂けたらと思います。

今回はもう少し攻めた(?)使用法をお話しします。
この一連のnoteでお伝えしたように「コンプ」を使って「EQを抑えめ」にして一般的なギターアンプの感触に近

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JC-120というギターアンプの話

JC-120というギターアンプの話

今日は趣向を変えてギターアンプの話です。
エレクトリックヴァイオリンの方にも役立つ話と思います。
音楽スタジオやライブハウス等では業界標準アンプというものが有りまして
ギターアンプが大抵2台置いてあります。

Rorand Jazz Chorus JC-120 通称ジャズコ
Marshall JCM900 通称マーシャル

ジャズコの方はその名の通りジャズ向けに開発された訳で
澄んだクリーンなサウ

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JC-120の考え方を踏まえた使い方。その2

JC-120の考え方を踏まえた使い方。その2

前回「その1」ではギターアンプらしからぬ「入力に対する許容範囲の広さ」への対応を中心にお話ししました。
今回は「EQだけはギターアンプっぽい」という部分での私の対処法をお話ししたいと思います。もちろんギターアンプの音色設定はEQツマミだけでどうにか出来るものではありません。筐体のサイズを含め、そもそもの設計から各機種に音色の方向性があります。それを言い出すと専門的な知識も必要になるのでここではあく

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JC-120の考え方を踏まえた使い方。その1

JC-120の考え方を踏まえた使い方。その1

以前の記事

を踏まえて頂いた上でここでは私なりの考え方に基づく使い方をお話しして行こうと思います。

前回の記事ではJC-120の特徴を以下の3つとしました。
1・再生出来る範囲がギターアンプより広い
2・入力(INPUT)の許容範囲が広い
3・EQだけはギターアンプっぽい

私の使用法としては各特徴を理解した上で状況に合わせて「活かす」と「消す」を判断しながら「自分にとってやりやすい」を目指す

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JC-120の使い方...の前に考え方。

JC-120の使い方...の前に考え方。

今回はギターアンプ、「Roland Jazz Chorus JC-120」通称ジャズコについてのお話しです。

バンド演奏出来る多くの場所に置いてあり、誰しも一度は使った事があるというアンプなのでMarshallやFenderに並ぶ定番と言っても過言では無いのですが、それらとは全く違う方向の特色、独自性があります。そこが苦手というギタリストも多く「ジャズコ対策」なんて言葉もあるほど。
そこで、ある

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