コトバの<創造性>and/or<語感>の実例(承前 (8))
9日前の投稿↓
https://note.com/real_hare9943/n/n60092e38b1fc
で紹介した動画に関して昨日までいろいろと見てきました。そして一応このトピックは終了、としました。
しかしながら、せっかくなので、ここで1つだけ補足をしておきたいと思います。
まず以下↓をご覧ください。
基礎語を学ぼう~やさしい英単語の深い意味を知ろう(講師:杉田敏氏・2024年11月8日)
https://www.youtube.com/watch?v=aHp4xhEIDa4
特に 1:05:50 ~ 1:06:49 の辺り。画面には次のような「しゃれ」(つまりコトバの<創造性>の例)が出てきます:
―――――
“Why did the nickel jump off the Empire State Building but the dime didn’t?”
“Because the dime had more cents.”
sense, cents
/sen(t)s/
―――――
これを引用・紹介されているのを見て、当方は、「さすが杉田敏さん!」という感想を抱きました。しかしそれと同時に、「う~ん、どうせなら<もう少し>突っ込んでもらいたかった気もするなあ...」という感想もまた ないまぜになっています。正直いま、そうした少々 ambivalent な気持ちが交錯しているのです。
それは、具体的に言うと
この2単語はほとんど同じに発音される
と述べられている点にまつわるものです。実は、同趣旨のことを Longman Pronunciation dictionary 等で有名な音声学者の J. C. Wells も指摘しているのですが…。(少々上から目線で申し訳ないのですが)杉田氏も Wells 氏も、遺憾ながら<若干>考察不足ですね。
このことについて、もう少し具体的に述べるならば、
「う~ん、どうせなら<もう少し>突っ込んでもらいたかった…」
と当方が感じた点に関しては、ぜひとも以下の投稿:
https://note.com/real_hare9943/n/ne5546d55c500
に上げた動画:
https://templatematching.jp/pounce_points.mp4
の 0:55 ~ 2:33 の辺りをご視聴頂ければと思います。
では、今日はここまでです。
当方のロゴです↓