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質実剛健

遊び心で、
頭韻(alliteration)を踏んだ英文を作ってみました。いかがでしょうか。
   ↓
Live and learn to be simple and sturdy. That’s the way. That’s the spirit.

https://templatematching.jp/simple_and_sturdy.mp4


一応、訳も添えておきます。

質実剛健に。そう、その意気や佳し。


sturdy:たくましい、頑健な、しっかりした、不屈の、健全な
not easily influenced or changed by other people
≒ firm, determined, down-to-earth

この sturdy という単語は知らない日本人が意外と多い気がします。


ps
日本人が意外と知らない単語で、もっと日常的なもの(といっても、ややフォーマルな表現)を挙げるとするなら、例えば sibling「(男女の別をつけない)きょうだい」などがありますね。

例:
Do you have any siblings?

これは、Do you have any brothers or sisters? よりも簡潔な言い方となります。

因みに、このような場合の「siblings」「brothers」「sisters」はいわゆる名詞の<総称用法generic use)>と呼ばれるものですが、
そもそも文法上の「数(すう)」という概念をもたない日本語を操る日本人にとっては、上のような場合、
 蓋をあてみたら相手にきょうだいがいないことが判明するかもしれないのに
なんで「siblings」「brothers」「sisters」と複数形を使うの?
というふうに、解せないことだとひょっとしたら思うかもしれませんね。

これは、

文法上の「数」という概念をもち、かつ、加算用法をもつ名詞を冠詞なし単数形で使ってしまうと、物質名詞や抽象名詞になってしまうし、
さりとて、
a brother などとすると、「一人しかいないことを前提としてしまっている」ようにも聞こえるし、
はたまた
no brothers とすると、「一人もいないことを前提としてしまっている」ようにも聞こえるし(← 因みに、no なのに brothers と言うのも日本人の感覚からは「?」ですが)

ともかくそのような言語である英語が抱える、いわば宿命です。

因みに、紙幅の関係でここでは深入りしませんが、
 文法上の「数」という概念をもつ
ということは、それ自体で、有利なわけでも合理的なわけでもありません。

つまり、文法上の「数」という概念をもっているからという理由で、英語の方が日本語よりも優れた言語である、というようなことは言語学的には言えないということです。

「数」という概念をもっている言語は<得をする場面もあり、損をする場面もある>

「数」という概念をもっていない言語も<得をする場面もあり、損をする場面もある>

ということに他なりません。<得をする場面もあり、損をする場面もある>という<場面、場面>がそれぞれの言語で異なり、結果的には、どの言語にも優劣はない、そして、その意味でどの言語も平等にできている、ということです。興味深いですね。

同様のことは、他にも、文法上の「性」という概念を持つか否か、「母音」の個数が多いか否か、といったような数多くの側面に関してもまた、基本的に当てはまります。
こうしたトピックに関しては、いずれ、もう少し具体的に論じてみたいと思っています。乞うご期待。



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