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AEOにとっての表情筋

AEOをする際、表情筋を使ってエネルギーをコントロールする。もう、この時点でエナジーオーガズムとはまったく違う手法を取るのだ。

僕の場合は当初は眉毛や頭皮や耳周辺を積極的に動かしていたが、その動作は徐々に微妙なものへと変化していった。今ではあまり動かさなくてもエネルギーをコントロールできるようになってきた。

たとえばAEO中、眉毛を上にクイッと八の字にしつつ頭部の表皮も動かすと(コレはいわばポンプの動きである)、腹の方からエネルギー発生して背面を勢いよくスムーズに上昇してくる。体得直後にこれに気づいてやっていた。

ただ、こうした動きは熟達とともにどんどん微妙な動きになってきて、ほとんど意識されない状態にまでなると思われる。が、すっごい微妙に動かしている。表面を動かしているというより、内部を動かしている。

AEO体得前、頭頸部の筋肉の動きに関しては技術的な知識がなかったのだが、自然と動かしていた。それがたまたま天武氏と同じような動きであり、その筋肉の動きをふたりで見て、ガッテンいったのである。同じだって。

まあ、あまり細かい動きにこだわらないほうがいいかもしれない。きちんとAEOにアプローチできているならば、こうしたことは自然発生的に行われるだろう。

逆にいえば、AEO体得以前に、頭頸部の筋肉をいくら動かしたところでAEOが発生するとは思えない。

この辺は微妙な感じだ。AEOは確かに頭部の筋肉でコントロールできるのだが、だからといって訓練者にもそれが有効なのかと言われると、ちょっとスッキリ「もちろん」とは言えない。これは体得後に有効となるテクニックみたいなもので、必須の技術というわけでもないかもしれない。

僕の中では、AEOを体得するまでに感じていた快感はグラデーションではないし、一本道という感じでもない。完全に、快感の壁を突破する瞬間があった。まさにオーガズムである。この壁を突破する以前を振り返ると、ほぼ何も起きていない。エネルギーの流れなどさっぱりわからないし、実際にそんなものはなかった(月1で訪れる恍惚体験の際はある)。暗中模索の2000時間の瞑想である。その時に感じていた快感とAEOは別だった。2000時間の瞑想が、どうしてAEOに通じたんだろうとすら思った。それくらい体得前に感じていた快感と、AEOのそれは違った。

まあ、体得過程は人によって違うかもしれない。

でも、AEOの体験は異次元のものなので、普通ではいられなくなる。逆にいえば、普通でいられるのであれば、たぶんそれはAEOではないと断言する。


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