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乳がんの闘病記①/1 エピルビシン、フルオロウラシル、エンドキサン、の投与

初めて抗がん剤を投与したのは、2024年6月だった。3週間おきで4回の1クールが終了した。

薬剤名:
エピルビシン、フルオロウラシル、エンドキサン
私に出現した副作用:
倦怠感、発熱、吐き気、嘔吐、脱毛、爪の変色、食欲減退、静脈炎

静脈炎 赤くなって押すと痛みがある
血管の走行にそって赤く硬くなって、
腕を上げると痛みがある

副作用が出た時期や頻度は、それぞれだが、体感としては、意外と楽に乗り越えられた。初発の乳がんの時には抗がん剤が効かないタイプだった。再発で抗がん剤を初めて投与したことが劇的に効いた要因だと思う。私は抗がん剤を使用せずに、このまま死ぬつもりで過ごしてきた。抗がん剤を身体に入れるには、時が過ぎていた。

全身の骨への転移に加えて、肺、肝臓にも転移が始まっていた。そのため、主治医は、本来の薬の量を微妙に調整して、効果と副作用を考え私に合わせたゴールを設定し、薬剤の量を加減して投与した。お陰で私は寿命を伸ばすことができた。

初めは、薬を使って寿命を買うようでなんか漠然とした、生命に対する違和感があった。治療が受けられるから、生きることができる。これは医学の進歩で今の世に生まれた恩恵だ。だがお金で生命を買ってる気がして、なんとなく罪悪感に近い感じがする。

私はしばらく悶々としていたが、流れに逆らうことなく身を任せようと決めた。答えは身体が判断してくれる。抗がん剤治療を受けたくても、それに耐えうる身体がないと続けることはできないと思ったからだ。

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