鬱から脱出できない回復できない人がやるべきこと

５年前に鬱病になりました。
鬱病は次第に回復し、身体や脳が動くようになり、就職しようと頑張っています。ですが次第に、以前より違う自分、体力がなくなり、人が怖くなり、打たれ弱く、以前より弱くなっていることに気づきました。
目標があるのにもうひと踏ん張りができません。いつになったら鬱病を克服できるのか、将来に不安を感じています。

鬱の方からの相談は非常に多いです。とてもつらい思いをされていると思います。
私が今一番あなたに伝えたいことは「頑張らなくていいよ」ということです。

ずっと鬱の症状が続いているところが、少しづつ良くなってきた、これはとても凄いことです。
例えば一週間風邪で寝込みその後、翌日から風邪の調子が良くなった、もうバリバリ仕事ができますかって言ったら、やっぱりできないですよね。
その間に体力も落ちている、気持ちも弱っています。
それが徐々に回復していくためには、時間も必要だし、その時間を与えてあげないといけません。
今私たちの周りには非常にはポジティブな言葉が溢れています。
なんでも頑張ればできる、すべて人間の思い通りにできる。実際それはすべて間違いではありません。人間は空を飛べるようになったし、宇宙に行けるようにもなりました。
鬱病になると自分の頭の中の理想と現実とのギャップに苦しんでしまいます。私はもっとこういうふうにありたい・・でもそうでない自分がいる。
”理想”と”現実”の差を”一気に埋めようとしている”ということなんです。
鬱の時もですし、今抜け出そうとするときも同じです。
あまりにも真面目に捉えすぎてしまったことによって思うように動けない自分に失望し、だんだん心が病んでしまっている状態です。

結果自然になる
自分ができる努力というものは、最終的にその結果に対しての一つの要素でしかなく、どうにもならない様々な要素がというものが組み合わさって一つの結果になってくる。
人間の力あるいは自分の努力で、どうこうなるものもあるけれど、
自分の努力で人間の力で、どうこうならないこともある。これが真実です。

大きいことを考えなくていい、頑張らなくていい。
とにかく小さなことからやっていきましょう。
大きなことも小さなことの積み重ねでしかないです。

甘えたかったら甘えられる人に思いっきり甘えたらいいんです。
結果自然になる。そう自分に言い聞かせて、今日、今、自分ができることを、自分ができる工夫で、やってみて下さい。その積み重ねが必ず鬱からの脱出につながる一歩に確実になります。
頑張らなくていいです。どうぞゆったり構えて今できることを終わらせていく。そういうつもりで今日一日を過ごしてみて下さい🙏

---

「私もまさにその問題で悩んでいました！」「勇気づけられました」「心に染みます」「本当に共感できる」多くの喜びの声。
「大愚和尚の一問一答」（Youtubeチャンネル）を毎日非公式で紹介しています。【34日目】よかったらフォローしてみてください。